国立公園記念切手|シリーズの歴史と図案の楽しみ方

国立公園記念切手のシリーズの歴史と図案の楽しみ方を紹介する記事のアイキャッチ

当サイトの記事は編集部が日本郵便などの公式情報や読者の声を調べて独自に執筆しています。郵便料金・発売日・販売状況は日本郵便の最新の発表で確認してください。本ページにはプロモーションが含まれます。

山や海の風景が描かれた古い切手に「国立公園」の文字。家の切手帳でこんな切手を見つけて、『いつごろの物なんだろう』と気になった方も多いはずです。

結論から言うと、国立公園記念切手は大きく戦前、戦後の第1次、第2次の3つの時代に分けて見ると分かりやすいシリーズです。時代が分かれば、集め方も使い方も決めやすくなります。

この記事を読めば、手元の切手がどの時代の物かの見当がつき、旅の思い出と合わせた楽しみ方まで分かります。

目次

国立公園記念切手とは?風景を描いた長いシリーズ

先に結論

国立公園記念切手は、各地の国立公園の風景を図案にした記念切手のシリーズです。1936年の富士箱根国立公園の切手から始まり、戦後も2回にわたってシリーズが出たと紹介されています。

国立公園の切手は、日本各地の山や湖、海岸の景色を描いた物が多いんです。記念切手の国立公園シリーズは、まさに切手で旅をしているような楽しさがあります。

国立印刷局のお札と切手の博物館の展示資料によると、最初は1936年(昭和11年)の富士箱根国立公園の4種でした。額面は1銭5厘・3銭・6銭・10銭です。

記念切手の基本は記念切手とは?で、明治から令和までの流れは記念切手の歴史で紹介しています。

国定公園の切手とは別のシリーズ

『国立公園と国定公園の切手って、同じじゃないの?』と迷う方もいますよね。切手としては、国定公園の切手は1958年から1973年にかけて別のシリーズとして出たと紹介されています。

手元で分ける時は、切手に書かれた「国立公園」「国定公園」の文字を見て、別々にまとめておくと後で迷いません。

切手の文字まとめ方
国立公園国立公園のシリーズとしてまとめる
国定公園国定公園のシリーズとして別にまとめる

国立公園シリーズを「時代ごと」に区切って見る

3つの時代で区切ると分かりやすい

国立公園の切手は、戦前の第1次、戦後の第1次、戦後の第2次に分けて紹介されることが多いです。どの時代かで、額面の単位や小型シートの有無が違います。

国立公園の切手は数が多いので、全部を一度に覚えるのは大変ですよね。そこで、時代ごとにざっくり区切った表を作ってみました。

時代始まりと終わり(とされる時期)規模(とされる数)見分けのヒント
戦前の第1次1936年の富士箱根から1941年まで8回・32種と小型シート7種額面が銭・厘の単位
戦後の第1次1949年7月15日の富士箱根から1956年10月1日の西海まで13回・38種と小型シート13種円の額面で、小型シートもある
戦後の第2次1962年1月16日の富士箱根伊豆から1974年3月15日の西表まで回数は資料で食い違いあり小型シートは出ていない

戦前の第1次のうち2回は、台湾の国立公園を描いた物だったとされています。細かい回数や発行日は資料によって違う所もあるので、目安として見てください。

国立公園記念切手を戦前の第1次・戦後の第1次・戦後の第2次の3つの時代に区切った流れを示した図解

「NIPPON」の文字も時代を見るヒントに

1966年1月に発効した万国郵便条約で国名のローマ字表示が求められ、同じ年から日本の切手に「NIPPON」の表示が加わりました。

第2次のシリーズは1962年から1974年まで出ているので、NIPPONの文字があれば1966年以降の物と見当がつきます。ちょっとした見分け方として覚えておくと便利ですよ。

それぞれの時代の特徴をもう少し詳しく

戦前の第1次は、額面が銭・厘の単位なので、手に取ればすぐに分かります。台湾の国立公園を描いた回が含まれているのも、この時代ならではです。

戦後の第1次は、円の額面になり、小型シートも一緒に出ていたとされます。シリーズの最初と最後がはっきりしているので、そろえる目標を立てやすい時代です。

第2次は、小型シートが出ていない点が大きな違いです。全部で何回出たかは資料によって書き方が違うので、そろえる時は日本郵便の切手発行一覧などで1つずつ確かめてみてください。

時代を見分ける手順

手元の切手の時代を見当づける
  1. 切手に「国立公園」と書かれているかを見る
  2. 額面が銭・厘か、円かを確かめる
  3. 円なら、小型シートかどうかを見る
  4. NIPPONの文字があるかを見る
  5. 正確な発行日は日本郵便の切手発行一覧などで確かめる

旅の思い出と組み合わせて楽しむ

行った場所の切手を探してみる

国立公園の切手は、風景が描かれているので、旅の思い出と結びつけやすいシリーズです。行ったことのある公園の切手を探してみると、集める楽しみがぐっと増えます。

切手を集める時、全部をそろえようとすると大変ですよね。国立公園の切手なら、『自分が行った場所の分だけ』のように、テーマを決めて集めるのもおすすめです。

例えば、家族旅行で訪れた湖や山の切手を見つけたら、旅の写真と一緒にアルバムに並べてみる。それだけで、思い出のページがひと味違ったものになります。

楽しみ方を場面ごとに選ぶ

楽しみ方向いている人やり方の例
行った公園の切手を集める旅行が好きな人旅の写真の横に、その公園の切手を並べる
同じ公園の時代違いを並べる図案の違いを楽しみたい人富士箱根の戦前・戦後の切手を見比べる
これから行く公園の切手を探す旅の計画を立てるのが好きな人切手の風景を見て行き先を決める
旅先から手紙を出す手紙が好きな人今の切手に足して、旅先から友人へ送る
国立公園記念切手を旅の思い出と組み合わせる楽しみ方を、場面ごとに示した図解

富士箱根の切手は何度も出ている

表を見ると、戦前も戦後の第1次も、最初は富士箱根国立公園から始まっています。第2次の最初も富士箱根伊豆です。

同じ地域の切手を時代ごとに並べると、図案の雰囲気の違いがよく分かります。

戦前の物は銭・厘の額面、戦後の物は円の額面なので、並べるだけで時代の流れも感じられます。『同じ場所なのにこんなに違うんだ』と、見比べる楽しさがあるんです。

今の普通切手にも国立公園がある

実は、今の普通切手の500円は「十和田八幡平国立公園(奥入瀬渓流)」の図案です。新しい切手と古い記念切手を並べて、同じテーマで楽しむこともできますね。

集め方の基本は記念切手の集め方で紹介しています。

国立公園記念切手は今の郵便に使える?

円の額面なら差額を足して使える

切手には有効期限の定めがないので、円の額面の国立公園の切手は今も郵便に使えます。2024年10月1日の改定後は、はがき85円・定形郵便物110円なので、足りない分を足して貼ります。

『昭和20年代の国立公園の切手なんて、もう使えないのでは』と思いますよね。日本郵便は、切手は有効期限がなくいつでも使えると案内しています。

ただ、昔の切手は額面が小さい物が多いので、何枚も組み合わせることになります。汚れたり破れたりした切手は使えないので、状態のよい物を選んでください。

小さな額面を組み合わせる例

昔の国立公園の切手は、今のはがきや封書の料金より額面が小さい物がほとんどです。そこで、何枚かを組み合わせて料金にそろえます。

送る物(2024年10月改定後)組み合わせの考え方
はがき 85円手元の国立公園の切手の合計に、足りない分を今の普通切手で足す
定形郵便物 110円額面の大きい切手を先に選び、残りを小さな額面で埋める
旅先からの絵はがき行った公園の切手を1枚入れて、残りを今の切手で足す

『何枚も貼ると見た目がごちゃごちゃしない?』と心配になりますよね。そんな時は、風景の切手を1枚だけ主役にして、残りは同じ色合いの切手でそろえると、すっきり見えます。

組み合わせのマナーは記念切手の使い方で紹介しています。

戦前の銭・厘の切手は郵便局で確かめる

戦前の第1次は、銭や厘の額面です。銭・厘の切手が今の郵便に使えるかは、公式の案内で確かめられませんでした。

使いたい時は、郵便局の窓口で聞いてみるのが安心です。古い切手の扱いは古い記念切手の価値は?でも紹介しています。

使う前に気をつけたいこと
  • 汚れ・破れがある切手は郵便に使えない
  • のり式の古い切手は、湿気でくっついていないか見る
  • 小型シートを使う時は、切り離し方を考えてから使う
  • 貼る枚数が多い時は、宛名にかからないようにまとめる

残す切手は平らに、乾いた場所へ

残しておきたい国立公園の切手は、ストックブックやシート用のファイルに入れて、日の当たらない場所に置いておきましょう。小型シートは折れやすいので、平らなまま保つのが大事です。

詳しくは記念切手の保管方法で紹介しています。

使うか売るか迷った時は

戦前の物や小型シートがまとまってある時は、使う前に一度立ち止まってみてください。一般に、記念切手は買取では額面より低い価格になることが多いと言われますが、値段は物や状態で変わります。

戦後の昭和の切手全般については昭和の記念切手で扱っています。古い国立公園の切手がまとまって出てきたなら、使う前に査定で今の値段を確かめておく方法もあります。

切手買取のバイセル

使わない記念切手、今いくらになるか確かめてみませんか

切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料切手の無料査定を申し込む

(買取サービスの公式サイトに移動します)

国立公園記念切手についてよくある相談

時代の区別と使えるかの相談が多い

国立公園の切手については、「第1次はいつごろか」「国定公園との違い」「昔の切手は今も使えるか」といった相談が見られます。知恵袋で見かけた相談を、要点だけまとめて答えます。

第1次の国立公園切手はいつごろの物?

第1次と第2次を区別しておきたい、という相談です。売る時のことも考えると、時代は知っておきたいですよね。

戦前の第1次は1936年から1941年、戦後の第1次は1949年から1956年、第2次は1962年から1974年ごろと紹介されています。どの時代の物がいくらになるかは物によって違うので、値段は見てもらってから判断するのが安心です。

国定公園と国立公園の切手は何が違う?

昔の記念切手で見かける「国定公園」と「国立公園」の違いを知りたい、という相談です。

切手としては、国定公園の切手は1958年から1973年にかけて、国立公園とは別のシリーズで出たと紹介されています。手元では、切手の文字で分けてまとめておくと迷いません。

昭和20年代の国立公園の切手は、今でも使える?

昭和20年代の国立公園の切手や、年賀切手が出てきた、という相談です。

円の額面の切手なら、有効期限がないので今も使えます。今の料金に足りない分は、ほかの切手を足して貼ってください。

よくある質問

国立公園記念切手はいつから発行されていますか?

国立印刷局の展示資料によると、1936年の富士箱根国立公園の4種が最初です。その後、戦後にも第1次と第2次のシリーズが出たと紹介されています。

小型シートがあるのはどの時代ですか?

戦前の第1次と戦後の第1次には小型シートがあったとされ、第2次には小型シートは出ていないと紹介されています。

国立公園の切手を郵便局で普通切手に替えられますか?

手数料を払えば、普通切手やはがきに交換できます。99枚までなら切手1枚につき6円です。現金での払い戻しはしていません。

国立公園の切手と今の普通切手を一緒に貼ってもいいですか?

一緒に貼って大丈夫です。昔の記念切手に今の普通切手を足して、料金をそろえる使い方はよくあります。

全部の国立公園の切手の一覧はどこで見られますか?

日本郵便の切手発行一覧で調べられます。この記事では時代の区切りだけを紹介しているので、1枚ずつの情報はそちらで確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 国立公園記念切手は、1936年の富士箱根国立公園から始まったシリーズ
  • 戦前の第1次、戦後の第1次、戦後の第2次の3つの時代で見ると分かりやすい
  • 額面の単位、小型シートの有無、NIPPONの文字が時代を見るヒントになる
  • 行った場所の切手を集めるなど、旅の思い出と組み合わせると楽しみが広がる
  • 円の額面の切手は、差額を足せば今の郵便にも使える

まずは手元の国立公園の切手を、時代ごとに3つに分けてみてください。分けてみると、残したい物と手紙に使う物が自然に見えてきます。

記念切手ガイド

記念切手ガイド 編集部

記念切手の種類・発売日・郵便局での買い方から、手紙での使い方、家にある記念切手の値段の調べ方や売り方まで、記念切手にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次