当サイトの記事は編集部が日本郵便などの公式情報や読者の声を調べて独自に執筆しています。郵便料金・発売日・販売状況は日本郵便の最新の発表で確認してください。本ページにはプロモーションが含まれます。
浮世絵の宿場の風景が描かれた切手を見つけて、『国際文通週間って何?』と首をかしげた方も多いはずです。
結論から言うと、国際文通週間記念切手は、万国郵便連合の創設記念日の10月9日を含む1週間にちなんで、日本で1958年から毎年出ている切手です。国際郵便の料金に合わせた額面で出されてきたので、海外への手紙と相性のいい切手なんです。
この記事を読めば、国際文通週間の由来と浮世絵の図案の特徴、そして海外への手紙に使う時の確かめ方が分かります。
国際文通週間記念切手とは?10月9日を含む1週間の切手
国際文通週間は、1957(昭和32)年の第14回万国郵便大会議で決まった週間で、万国郵便連合の創設記念日である10月9日を含む1週間です。日本では1958(昭和33)年から毎年「国際文通週間にちなむ郵便切手」が出ています。
「万国郵便連合」は、世界の国どうしで郵便をやりとりするための国際的な仕組みのことです。日本は1877年に加盟しています。
国際文通週間は、その万国郵便連合が決めた「世界中で手紙を書こう」という週間なんです。日本ではその時期に合わせて、毎年記念切手が出ています。
| 年 | できごと |
|---|---|
| 1877年 | 日本が万国郵便連合に加盟 |
| 1957年 | 第14回万国郵便大会議で国際文通週間を設定 |
| 1958年 | 日本で国際文通週間にちなむ切手の発行が始まる |
| 2003年 | 歌川広重「東海道五拾三次」の川崎・宮・大津を図案に発行 |
| 2015年 | 国際郵便の料金に合わせた70円・90円・110円・130円で発行 |
| 2026年度 | 特殊切手の発行予定表に「国際文通週間」がある |
出典は日本郵便の発行案内と発行予定表です。郵政記念日やふみの日など、切手と記念日のつながりは記念切手と記念日|郵政記念日・ふみの日・切手趣味週間の関係で紹介しています。
10月は手紙を出すきっかけに
国際文通週間は、もともと手紙のやりとりを広めるための週間です。海外に知り合いがいなくても、遠くに住む家族や友達に便りを出すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
例えばこんな会話になりそうです。「どうして10月に浮世絵の切手が出るの?」「国際文通週間といって、世界で手紙を書こうという週間があるんだよ」。由来を知ると、切手を選ぶ楽しみが少し増えますよね。
万国郵便連合の記念切手とは別物
10月9日には、万国郵便連合そのものを記念した切手が出ることもあります。例えば2024年10月9日には「万国郵便連合(UPU)創設150周年」の110円切手が発行されました。
名前が似ているので、記念切手国際文通週間の物か、万国郵便連合の記念の物かは、切手に書かれた名前や発行案内で見分けてみてください。記念切手そのものの基本は記念切手とは?普通切手・特殊切手との違いで紹介しています。
浮世絵が図案に選ばれてきた切手
国際文通週間の切手は、歌川広重の「東海道五拾三次」などの浮世絵を図案に採用してきました。1958年から毎年続いてきたシリーズです。
『浮世絵の切手が多いのはどうして?』と思いますよね。海外へ出す手紙に貼る切手なので、日本を代表する絵が選ばれてきたと考えると分かりやすいです。
例えば2003年の国際文通週間の切手は、東海道五拾三次から3つの宿場を図案にしていました。
| 額面 | 図案(2003年) |
|---|---|
| 90円 | 川崎 |
| 110円 | 宮 |
| 130円 | 大津 |
ほかの年の図案は、日本郵便の切手発行一覧で年ごとに確かめられます。全件をここに並べることはしないので、気になる年は一覧で探してみてください。
浮世絵の切手を楽しむ見方
2003年の切手のように、川崎・宮・大津といった地名が付いた図案が並ぶのが、東海道五拾三次の切手の楽しいところです。集める時は、年ごとの図案と地名を見比べてみると、旅をしているような気分が味わえます。
名画を図案にした切手が好きな方は、切手趣味週間の記念切手もあわせて見てみてください。見返り美人や月に雁など、よく知られた絵の切手を紹介しています。

額面は国際郵便の料金に合わせて決まる
国際文通週間の切手は、国際郵便の料金に合わせた額面で出されてきました。2015年は、70円がはがきの航空便、90円・110円・130円が地帯ごとの定形の手紙の航空便の最低料金に合わせた額面です。
ただし、国際郵便の料金は改定されることがあります。今の料金は、日本郵便の国際郵便の料金表で確かめるのが確実です。
海外に出す手紙に使う時の確認手順
国際文通週間の切手を海外への手紙に使う時は、宛先の国・郵便の種類・重さで料金を確かめてから、額面の合計がその料金になるように貼ります。手元の切手の額面が昔の料金のままなら、足りない分を足します。
『せっかくなら、国際文通週間の切手で海外の友達に手紙を出したい』という方もいますよね。実は、そのために作られてきた切手なので、使い方としてはぴったりなんです。
- 宛先の国と、はがきか封書かを決める
- 手紙の重さを量る
- 日本郵便の国際郵便の料金表で、今の料金を確かめる
- 手元の国際文通週間の切手の額面を足し合わせる
- 足りない分は普通切手を足し、迷ったら郵便局の窓口で確かめる
例えばこんな場面です。2015年の110円の切手が手元にあり、今の料金がそれより高い時は、差額分の普通切手を足して貼ります。料金が足りているかどうかは、窓口で「この手紙、これで足りますか」と聞くのがいちばん確実です。
- 宛先の国と郵便の種類を決めた
- 今の国際郵便の料金を料金表で確かめた
- 貼った切手の額面の合計が料金に足りている
- 切手が汚れたり破れたりしていない
海外の友達への手紙に添える一言
切手の絵について一言書き添えると、受け取った人との話題が広がります。英語でなくても、短い説明を添えるだけで十分です。
- 「この切手は、日本の昔の浮世絵がもとになっています」
- 「10月は国際文通週間なので、記念の切手を選びました」
- 「切手の絵は、日本の浮世絵から選ばれた風景です」
国内の手紙に使ってもいい
国際文通週間の切手は、国内の手紙やはがきにも使えます。日本郵便のQ&Aでは、切手には有効期限の定めがなく、いつでも使えると案内されています。
国内なら、2024年10月の改定後ははがきが85円、定形郵便物が110円です。110円の国際文通週間の切手なら、そのまま定形郵便物に貼れます。
家にある国際文通週間の切手はどうする?
家に国際文通週間の切手があるなら、まずは手紙に使うのがいちばん手軽です。浮世絵の図案を楽しみたい物はシートのまま残し、量が多い時は交換や買取で値段を確かめる方法もあります。
国際文通週間の切手は毎年出ているので、毎年買っていた方の家には何十年分もたまっていることがあります。『全部使い切るのは無理かも』と感じたら、次の表で考えてみてください。
| 手元の状況 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 数シートだけある | 国内や海外への手紙に使う | 額面どおりに使える |
| 浮世絵の図案が気に入っている | シートのまま残す | 年ごとの浮世絵を並べて楽しめる |
| 何十年分もまとまってある | 使う分を残して買取で査定 | 使い切るのに時間がかかる |
| 普通切手やはがきに替えたい | 郵便局で交換 | 99枚までは1枚につき6円の手数料 |
| 汚れ・破れがある | 無理に使わない | 汚れや破損のある切手は郵便に使えない |
残すならシートのまま保管する
浮世絵の図案を楽しみたいシートは、切り離さずに残しておきましょう。湿気と日光を避け、ほかの紙と重ねずにしまうと傷みにくくなります。しまい方は記念切手の保管方法にまとめています。

記念切手は、買取では額面より低い価格になることが多いと言われています。値段は業者・時期・状態・量で変わるので、少しだけなら使う方が損は少なめです。
使う予定のない国際文通週間の切手がまとまってあるなら、査定で今の値段を確かめてから決める方法もあります。
切手買取のバイセル
使わない記念切手、今いくらになるか確かめてみませんか
切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。
無料切手の無料査定を申し込む(買取サービスの公式サイトに移動します)
郵便局で交換する時は、交換で記念切手を受け取ることはできず、現金での払い戻しもありません。毎年出る切手の流れは月別に見る記念切手|1月から12月に出る定番シリーズで紹介しています。
国際文通週間記念切手でよくある相談
国際文通週間の切手についての相談を見ると、「国際文通週間ってどんな週間?」「国際郵便に日本の切手を貼れる?」「記念の消印はどう押してもらう?」という声が目立ちます。
国際文通週間って、どんな週間?
国際文通週間の切手を見て、そもそもどんな週間なのか気になった、という相談です。
国際文通週間は、1957年の万国郵便大会議で決まった、10月9日を含む1週間です。10月9日は万国郵便連合ができた記念日で、世界の人が手紙でつながることを大切にする週間なんです。
国際郵便に日本の切手を貼って送れる?
国際郵便の料金を調べて、その分の日本の切手を貼れば海外に送れるのか、という相談もよく見かけます。
国際文通週間の切手が国際郵便の料金に合わせて作られてきたことからも分かるように、日本の切手を料金分貼って海外へ出すことができます。宛先や重さで料金が変わるので、初めての時は郵便局の窓口で確かめると安心です。
発行日の記念の消印を、出す手紙に押してもらえる?
国際文通週間の切手の発行日に、引受消印を押してもらいたい、少し厚みのある定形外郵便でも大丈夫か、という相談です。
日本郵便の押印サービスには、台紙に押す「記念押印」と、実際に出す郵便物に押す「引受消印」の2つがあります。厚みのある郵便物で押せるかどうかは、出す郵便局の窓口で前もって相談してみてください。押印の基本は初日カバーと記念押印とは?で紹介しています。
昔の記念切手シートは、売っても額面以下?
30年から40年前の記念切手を、シートのまま売っても額面以下なのか、という相談です。
『シートできれいに残っているのに』と残念に思いますよね。発行量の多い記念切手は、額面以下でしか取引されないことも少なくないと言われています。値段は業者・時期・状態・量で変わるので、まとまった量があるなら一度見てもらい、少しなら手紙に使うと考えると決めやすくなります。
よくある質問
国際文通週間記念切手は毎年いつ出ますか?
万国郵便連合の創設記念日の10月9日を含む1週間にちなんで出ています。発行日は年ごとの発行案内や特殊切手の発行予定表で確かめられます。
国際文通週間の切手は国内の手紙にも使えますか?
使えます。切手には有効期限の定めがないので、国内の手紙やはがきに料金分を貼れば大丈夫です。
国際文通週間の切手の図案は毎年浮世絵ですか?
歌川広重の東海道五拾三次などの浮世絵が採用されてきました。年ごとの図案は、日本郵便の切手発行一覧で確かめてください。
国際文通週間の切手は郵便局で交換できますか?
所定の手数料で普通切手やはがきなどに交換できます。99枚までなら1枚につき6円です。交換で記念切手を受け取ることはできません。
古い国際文通週間の切手で海外に手紙を出せますか?
出せます。ただし国際郵便の料金は改定されることがあるので、今の料金を料金表で確かめ、足りない分の切手を足して貼りましょう。
まとめ
- 国際文通週間は、1957年の万国郵便大会議で決まった10月9日を含む1週間
- 日本では1958年から毎年、国際文通週間にちなむ切手が出ている
- 図案は歌川広重の東海道五拾三次などの浮世絵が採用されてきた
- 額面は国際郵便の料金に合わせて決められてきたので、海外への手紙と相性がいい
- 使う時は今の料金を料金表で確かめ、家に大量にあるなら交換や査定も考える
浮世絵の切手を1枚貼るだけで、海外の友達への手紙がぐっと日本らしくなります。今年の10月は、国際文通週間の切手で誰かに便りを出してみてはいかがでしょうか。





コメント