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家にたくさんある記念切手を査定に出したら、思ったより安い金額を言われた。そんな話を聞いて『記念切手なのに、どうして?』と驚いた方も多いはずです。
結論から言うと、記念切手の額面割れは珍しいことではありません。買取では額面より低い価格になることが多いと言われていて、理由を知っておくと損をしにくい手放し方を選べます。
この記事を読めば、額面割れが起きる理由と、使う・交換する・売るのどれが自分に合うかが分かります。
記念切手の額面割れとは?まず言葉の意味から
額面割れとは、切手に印刷された金額(額面)より低い値段でしか売買されない状態のことです。記念切手でも、発行量の多い物は額面以下でしか取引されないことが少なくないと言われています。
切手には「84円」「110円」のように額面が印刷されていますよね。郵便に使えば、その額面どおりの料金として使えます。
ところが、切手を売るとなると話が変わります。売る時の値段は額面ではなく、買う側がいくらで引き取るかで決まるんです。
| 言葉 | 意味 | 決まり方 |
|---|---|---|
| 額面 | 切手に印刷された金額 | 発行の時に決まっている |
| 販売価格 | 郵便局で買う時の値段 | 普通は額面と同じ |
| 買取価格 | 売る時に受け取る金額 | 業者・時期・状態・量で変わる |
つまり「額面割れ」は、買取価格が額面を下回っている状態を指します。値段の考え方は記念切手の値段|額面・販売価格・買取価格の違いでも詳しく紹介しています。
郵便に使えば額面の価値はそのまま
ここが大事なところです。額面割れは「売る時の話」で、切手そのものの郵便料金としての価値が減るわけではありません。
日本郵便のQ&Aでは、切手は有効期限の定めがなく、いつでも使えると案内されています。手紙に貼れば、額面どおりに使えるんです。
汚れたり破れたりした切手は、郵便には使えません。使うつもりの切手は、きれいな状態のまま取っておきましょう。
なぜ額面より安くなる?「数が多い・使い道が限られる・手間がかかる」の3つ
額面割れが起きる理由は、大きく分けると「数が多い」「使い道が限られる」「手間がかかる」の3つです。どれか1つではなく、重なって値段が下がることが多いんです。
『記念に出た切手だから、価値が上がるはず』と思いますよね。実は、記念切手でも値段が上がる物はごく一部です。

理由1 世の中に出回っている数が多い
切手の価値は、発行枚数と希少性で決まると言われています。発行枚数が少ない切手には希少価値がつきますが、たくさん刷られた切手はそうはいきません。
日本郵政の社史によると、1947年から1949年は、1年に10回から24回も記念切手が発行されていました。「乱発にすぎる」という声を受けて、1950年からは年間20種以内に絞られています。
それでも、昭和の切手ブームの頃は多くの人が記念切手をシートで買って取っておきました。その切手が今、実家の片付けなどでまとめて出てきているんです。
理由2 使い道が郵便料金に限られる
記念切手を使える場面は、基本的に郵便料金の支払いです。2024年10月の改定後は、はがきが85円、定形郵便物が110円になりました。
昔の10円や15円、20円の記念切手で110円の手紙を出すには、何枚も組み合わせる必要があります。たくさん貼るのは手間ですし、封筒の表もいっぱいになってしまいますよね。
理由3 引き取った側にも手間がかかる
買い取った側は、切手を仕分けて、また誰かに売ったり使ったりする必要があります。枚数を数える手間や、在庫として持っておく手間も値段に入っているんです。
| 理由 | どういうことか | 額面割れしやすい例 |
|---|---|---|
| 数が多い | 同じ切手がたくさん出回っている | 昭和の頃にシートで多く売られた切手 |
| 使い道が限られる | 今の料金に合わせるには何枚も貼る | 10円・15円・20円など低い額面の切手 |
| 手間がかかる | 数えたり仕分けたりに時間がかかる | 額面がバラバラのバラ切手 |
額面割れしやすい切手・値段がつきやすい切手の見分け方
多くの記念切手は額面割れしやすいと考えておくと、期待しすぎずに済みます。一方で、古い時代の物や発行の少ない物など、額面より高く取引される切手もあります。
手元の切手がどちらに近いかは、次のチェックで大まかに見当をつけられます。あくまで目安なので、正確な値段は査定で確かめてみてください。
- 昭和40年代以降の、同じ図案の切手がたくさんある
- 額面が10円・15円・20円など、今の料金より低い
- シートからばらばらに切り離されている
- 古い時代の切手や、発行の少なかった切手が混ざっている
- 折れ・シミ・日焼けがない
上の3つに当てはまる切手が多いほど、額面割れしやすいと考えられます。下の2つに当てはまる切手があれば、別に分けて査定に出すと安心です。

価値がつきやすい切手の特徴は高い記念切手とは?価値がつきやすい種類と見分け方で紹介しています。相場の見方は記念切手の買取相場の見方が参考になります。
損をしにくい手放し方は?使う・交換・売るを比べる
額面割れの切手は、手紙で使えば額面どおりの価値になります。量が多くて使い切れない時は、郵便局での交換か、買取店の査定を比べてみましょう。
手放し方は大きく3つあります。どれがいいかは、切手の量と、どれだけ時間をかけられるかで変わります。
手紙やはがきに使う
いちばん損をしにくいのは、自分で郵便に使う方法です。額面どおりに使えるので、額面割れの影響を受けません。
例えば、50円の記念切手2枚と10円の記念切手1枚を貼れば、110円の定形郵便物として出せます。貼り方のマナーは記念切手の使い方|手紙・はがきに貼る時のマナーを見てみてください。
郵便局で普通切手やはがきに交換する
郵便局では、手数料を払えば不要な切手を普通切手やはがきなどに交換できます。現金での払い戻しはしていないので、交換で受け取るのは郵便に使う物です。
| 交換する枚数(1回あたり) | 郵便切手1枚の手数料 |
|---|---|
| 99枚まで | 6円 |
| 100枚以上 | 13円 |
| 10円未満の切手(99枚まで) | 合計額の半額 |
2024年10月の改定後の手数料です。10円の切手を99枚までで交換すると、1枚あたり6円がかかり、手元に残るのは4円分になります。
『低い額面の切手は、交換するとほとんど残らないの?』と思った方もいるはずです。そのとおりで、額面の低い切手ほど手数料の重さが目立ちます。
交換先に特殊切手(記念切手)は選べません。また、100枚以上は料額ごとに用紙へ貼って出す決まりがあるので、大量に持ち込む前に準備の手間も考えておきましょう。
買取店で売る
切手の買取専門店では、査定料や出張料を無料にしている所が多くあります。査定額に納得できなければキャンセルできる所もあるので、まず値段を聞いてから決められます。
査定の時は、本人確認書類を求められることがあります。量が多い時は、出張買取や宅配買取を使うと持ち運びの手間を減らせます。
『でも、額面割れなら売っても損をするだけでは?』と感じますよね。ただ、使い切れない量の切手を何年も置いておくより、今の値段を知って決める方が気持ちが軽くなることもあります。
査定に出す前にしておきたい準備
準備を少ししておくだけで、査定がスムーズになり、自分でも値段を比べやすくなります。
- シートとバラ切手を分けて、それぞれ額面の合計を計算する
- 古い切手や珍しそうな切手は、別の袋やストックブックに分ける
- 折れや湿気を防ぐため、クリアファイルなどに挟んでおく
- 本人確認書類を用意しておく
- 査定額を聞いたら、額面の合計や使った場合と比べて決める
額面の合計が分かっていれば、査定額を聞いた時に「額面のどのくらいか」がすぐに分かります。言われた金額をそのまま受け入れるのではなく、自分の基準を持って判断できるんです。
例えば、査定の場でこんなやりとりになることがあります。
「この量だと、こちらの金額になります」
「額面の合計はこのくらいなので、少し考えてから返事をしてもいいですか」
その場で決めずに持ち帰れるかどうかも、申し込む前に確かめておくと安心です。売る前の準備は記念切手を少しでも高く売るコツでも詳しく紹介しています。
読者ごとの判断表
| 手元の状況 | おすすめの手放し方 |
|---|---|
| まとまった量がある・古い切手やシートが多い | 専門の買取店の無料査定で今の値段を確かめる |
| 少量で、今の料金に近い額面 | 手紙やはがきで使う |
| 少量で、使う予定がない | 郵便局で普通切手やはがきに交換する |
| 値段がつきそうな切手が混ざっていそう | その切手だけ分けて査定に出す |
使う予定のない切手がまとまってあるなら、査定で今の値段を確かめてから決める方法もあります。
切手買取のバイセル
使わない記念切手、今いくらになるか確かめてみませんか
切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。
無料切手の無料査定を申し込む(買取サービスの公式サイトに移動します)
売るか使うかで迷った時の考え方は、記念切手は売る?使う?迷った時の判断表でも紹介しています。
記念切手の額面割れでよくある相談
知恵袋などに寄せられる相談を、テーマに合うものだけ要約して答えます。どれも「量」と「使う予定」で答えが変わる相談です。
母が集めていた記念切手がたくさんある。価値はある?
親が昔集めていた記念切手がたくさんあり、どれくらいの価値があるのか知りたい、という相談です。
多くの記念切手は、買取では額面より低い価格になることが多いと言われています。まずは額面の合計を計算して、それを目安に考えるのがおすすめです。
ご家族の物なら、売るか残すかは家族で相談して決めておくと、あとで気持ちよく片付けられます。整理の進め方は実家や遺品の記念切手を整理する方法が参考になります。
査定で額面よりかなり低い金額を言われた
記念切手をまとめて査定に出したら、需要がないと言われ、額面よりかなり低い金額だった、という相談です。
これは額面割れのよくある例です。1か所の査定だけで決めず、ほかの買取店の査定や、手紙で使う方法とも比べてみてください。
「この金額なら、手紙で使った方がいいかも」と思えるなら、使う分だけ手元に残すのも一つの方法です。
20円から50円の古いシートが数十枚ある
20円から50円の記念切手シートが数十枚あり、どうすればいいか迷っている、という相談です。
額面が低いシートは、今の料金で使うと何枚も貼る必要があります。使う分を少し残し、残りは査定に出すか交換するか、量で決めると手間が減ります。
よくある質問
記念切手の額面割れとは何ですか?
切手に印刷された額面より低い値段でしか売買されない状態のことです。記念切手でも、発行量の多い物は額面割れしやすいと言われています。
額面割れの記念切手でも郵便に使えますか?
はい、使えます。切手には有効期限の定めがないので、汚れや破れがなければ額面どおりに使えます。
郵便局で記念切手を現金に換えられますか?
郵便局では現金での払い戻しはしていません。手数料を払って普通切手やはがきなどに交換することはできます。
額面割れしない記念切手はありますか?
古い時代の切手や発行の少ない切手など、額面より高く取引される物もあります。手元の切手が当てはまるかは、査定で確かめてみてください。
額面割れの切手は、交換と買取のどちらが得ですか?
切手の額面や量、査定額によって変わります。郵便局の交換手数料を引いた金額と、買取の査定額を並べて比べてみてください。
まとめ
- 記念切手の額面割れとは、額面より低い値段でしか売買されない状態のこと
- 理由は「数が多い・使い道が限られる・手間がかかる」の3つが重なるから
- 郵便に使えば額面どおりの価値になり、切手に有効期限はない
- 郵便局の交換手数料は99枚まで1枚6円、100枚以上は1枚13円(2024年10月の改定後)
- まとまった量・古い切手・シートが多い時は買取店の無料査定、少量なら使うか交換する
まずは手元の切手の額面の合計を計算してみてください。それだけで、使うか、交換するか、査定に出すかが決めやすくなります。





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