記念切手の値段|額面・販売価格・買取価格の違いをわかりやすく

記念切手の額面・販売価格・買取価格の違いを解説する記事のアイキャッチ

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『この記念切手、いったいいくらなんだろう』と、実家から出てきたシートを前に手が止まっていませんか。記念切手の値段は、調べ方によって答えがまったく違って見えるものです。

結論から言うと、記念切手には「買う時」「使う時」「売る時」の3つの値段があります。どの値段を知りたいのかを先に決めると、調べる場所と答えがはっきりします。

この記事を読めば、記念切手の値段の違いと、手元の切手でどれを確かめればいいかが分かります。

目次

記念切手の値段は「買う時・使う時・売る時」の3つ

先に結論

記念切手の価格は、郵便局で買う時の販売価格、手紙に貼る時の額面、お店に売る時の買取価格の3つに分かれます。この3つは同じ金額になるとは限りません。

記念切手の値段を調べると、額面どおりの話と、それより安い話が混ざって出てきますよね。実はこれ、違う場面の値段を並べて見ているから起きることなんです。

まずは1枚の記念切手に付く3つの値段を、1つの表で見比べてみましょう。

場面どんな値段か決めているのは調べる場所
買う時郵便局での販売価格日本郵便発行時の案内・切手発行一覧
使う時郵便料金として使える額(額面)切手に書かれた金額切手そのもの・今の郵便料金表
売る時お店や個人が払う買取価格買う側(業者・個人)査定・フリマの取引
記念切手の3つの値段を、買う時・使う時・売る時に分けて比べた図解

3つのうち、日本郵便が決めているのは「買う時」と「使う時」の2つだけです。「売る時」の値段は相手しだいで変わる、というのがほかの2つとの大きな違いです。

『ネットで見た金額と、お店で言われた金額が違う』という戸惑いも、この表に当てはめると理由が見えてきます。ネットの金額が販売価格なのか、買取の一例なのかを見分けてみてください。

値段を調べる時に出てくる言葉

記念切手の値段を調べると、似た言葉がたくさん出てきます。意味を先に押さえておくと、読み違いが減りますよ。

言葉意味
額面切手に書かれた金額。郵便料金として使える額
販売価格・売価郵便局で売られた時の値段。寄附金付きなどは額面より高い
買取価格お店や個人が切手を買い取る時の値段
額面割れ買取などで額面より安く取引されること
交換手数料郵便局で別の切手やはがきに替える時の手数料

特に「額面」と「買取価格」は、同じ切手でも金額が違うことが多い言葉です。どちらの話をしているのかを意識して読んでみてください。

買う時の値段:郵便局での販売価格

普通のシートは額面×枚数

郵便局で売られる記念切手は、基本的に額面のとおりの値段です。シートで買う時は、額面に枚数をかけた金額になります。

『記念切手は特別だから、額面より高く売られているのでは』と思う方もいるかもしれません。普通の記念切手のシートなら、そんなことはありません。

例えば2023年1月の「スヌーピーとピーナッツのなかまたち」は84円の切手で、1シート840円でした。84円が10枚で840円、という計算です。

シート単位で売られることが多い

最近の記念切手は、シート単位で売られています。のり式の切手は、郵便局なら1枚単位で買える場合もあります。

例えばこんなやりとりがよくあります。

「この切手、1枚だけ欲しいんですが」
「こちらはシール式なので、シートでのお渡しになります」

額面より高く買う商品もある

一方で、額面とは別の金額で売られる商品もあります。買った金額と、郵便に使える金額がずれるので、ここは分けて考えておきましょう。

商品の種類例販売価格と額面の関係
寄附金付きの切手長野オリンピック冬季競技大会(1997年)80円+寄附金10円で売価90円。切手の料額は80円
切手帳郵便創業150年切手帳(2021年・通常版)1,500円。中の切手は500円切手2枚の1,000円分
切手を含むセットポケモン切手BOX(2021年)4,000円。切手シートのほか、カード類が入った商品
オリジナル切手オリジナル切手作成サービス(アイボリータイプ)110円×10枚で1シート1,520円

寄附金や台紙、セットの中身の分だけ、販売価格が額面より高くなっているんです。こうした商品を手放す時は「いくらで買ったか」ではなく、「中に何円分の切手があるか」で考えると混乱しません。

発行枚数も公表されている

記念切手は、発行ごとに発行枚数が公表されています。例えば2026年8月の「秋のグリーティング」は、85円が300万枚、110円が1,300万枚でした。

発売日を過ぎると買いにくくなる

郵便局での販売は、発行日の午前9時から始まります。郵便局の在庫は店舗ごとに違い、売り切れることもあります。

銀座郵便局の通信販売も、販売期間は発行日からおおむね1カ月です。あとで買おうと思っていると、気づいた時には手に入らないことも。

欲しい切手がある時は、発売日を発行一覧で確かめて、近くの郵便局に在庫を問い合わせておくと安心です。郵便局での買い方は郵便局で記念切手を買う方法で紹介しています。

使う時の値段:額面どおりに郵便に使える

記念切手も額面どおりに使える

記念切手は、普通切手と同じように額面どおりの郵便料金として使えます。切手には有効期限の定めがないので、昔の物でも使えます。

一番確実な記念切手の値段は、実はこの「使う時の値段」です。84円の切手なら、いつ使っても84円分の郵便料金になります。

ただ、郵便料金は改定されることがあります。2024年10月1日の改定後は、はがきが85円、定形郵便物が110円になりました。

料金が上がった後は差額を足す

日本郵便の案内では、料金が変わった後は、旧料金の切手に新しい料金との差額を足して使うとされています。足りない分の切手を横に貼ればよいわけです。

手元の記念切手はがき(85円)に使う時定形郵便物(110円)に使う時
84円1円分を足す26円分を足す
63円22円分を足す47円分を足す
82円3円分を足す28円分を足す
62円23円分を足す48円分を足す
50円35円分を足す60円分を足す
手元の記念切手を今の郵便料金に合わせて使う時の、足す差額の考え方の図解

例えばこんな場面です。84円の記念切手で封書を出したい時は、26円の普通切手を1枚足せば110円になります。

古い額面の切手の組み合わせ方は、料金改定後の記念切手の使い方でくわしく紹介しています。

使い切る時の組み合わせ例

手元に額面の違う記念切手がばらばらにある時は、合計が料金になるように組み合わせます。

送る物(2024年10月改定後)組み合わせの例
はがき(85円)63円+22円、84円+1円、50円+35円分
定形郵便物(110円)84円+26円、50円+60円分、62円+48円分

小さい額面ばかりで、何枚も貼ることになりそうな時もありますよね。そんな時は、郵便局で手数料を払って普通切手にまとめて交換する方法もあります。

貼る枚数が増える時は、宛名や住所に切手がかからないよう、封筒の左上にまとめて貼るのがコツです。

よくある失敗

汚れたり破れたりした切手は、郵便に使えません。シートから切り離す時に印面を傷つけないよう、ミシン目に沿ってゆっくり折ってから切り離しましょう。

売る時の値段:買取価格は額面とは別物

売る時は額面より低くなることが多い

記念切手を売る時の値段は、買う側が決めます。多くの記念切手は、買取では額面より低い価格になることが多いと言われています。

『郵便局で840円で買ったんだから、840円で売れるはず』と思いたくなりますよね。ただ、売る時の値段は郵便局とは関係なく、買い取るお店や相手が決めるものなんです。

額面割れが起きる理由

記念切手が額面より安く取引されることを「額面割れ」と呼びます。切手の価値は、発行枚数と希少性で決まるとよく言われます。

発行枚数が多い切手は手に入れやすいので、額面以下でしか取引されないことも少なくないとされています。反対に、発行が少なく古い切手には、額面より高い値段がつくこともあります。

くわしい仕組みは記念切手の額面割れとは?で紹介しています。

買取価格が変わる5つのポイント

ポイント値段への影響の考え方
切手の種類古く発行が少ない物は値段がつきやすく、新しく枚数の多い物は額面に近いか下回りやすい
状態汚れ・折れ・シミがあると下がりやすい
シートかバラか分け方によって査定の見方が変わることがある
量まとまった量だと、まとめて査定してもらいやすい
売り先と時期同じ切手でも、お店や時期で金額が変わる

価値がつきやすい切手の見分け方は高い記念切手とは?で、昭和40年代の切手については昭和40年代の記念切手の値段で取り上げています。

郵便局は現金に戻してくれない

『いっそ郵便局で払い戻してもらえば』と考える方も多いはずです。ただ、郵便局では切手を現金に払い戻すことはしていません。

代わりに、所定の手数料を払えば普通切手やはがきなどに交換できます。手数料は、郵便切手1枚につき99枚までなら6円、100枚以上なら13円です。

郵便局での交換内容
交換できる物普通切手・はがき・郵便書簡・特定封筒など
交換できない物特殊切手(記念切手)を受け取ることはできない
手数料(99枚まで)切手・通常はがき1枚につき6円
手数料(100枚以上)切手・通常はがき1枚につき13円
10円未満の切手99枚までは合計額の半額

交換の流れは記念切手は郵便局で交換できる?でくわしく見られます。

家族の切手を売る前に話しておきたいこと

実家や親の切手を手放す時は、持ち主や家族の気持ちも大切です。集めた本人にとっては、値段では測れない思い出があることも多いですよね。

売るか残すかは、家族で相談して決めておきましょう。例えば次のように声をかけると、話を切り出しやすくなります。

「この切手、使う予定がないなら、一度値段だけ見てもらってもいい?」
「残したいシートがあったら、先に分けておくね」

手元の記念切手はどの値段を調べればいい?

目的で調べる値段が決まる

「使いたい」なら額面と今の料金、「売りたい」なら買取の査定、「集めたい」なら販売価格と発行時期を調べます。目的を決めてから調べると迷いません。

ここまでで、記念切手の値段には3つあることが見えてきました。では、手元の切手ではどれを調べればいいのでしょうか。

状況別の判断表

手元の状況調べるべき値段おすすめの答え
今の額面に近い切手が少しだけ使う時の値段手紙に使う。差額を足して使い切る
少量で、使い道が思いつかない使う時の値段郵便局で普通切手に交換して使う
シートがまとまった量ある売る時の値段専門の買取店の無料査定で今の値段を確かめる
昭和の古い切手が多い売る時の値段専門の買取店で査定してから、売るか使うか決める
集めていて、まだ増やしたい買う時の値段発行一覧で発売日と販売価格を確かめる
手元の記念切手の量と古さから、使う・交換・査定のどれにするかを決める判断表の図解

例えばこんな場面です。実家の押し入れから、昭和の切手シートがアルバム数冊分出てきた場合は、手紙で使い切るのは大変ですよね。

こういう時は、先に査定で今の値段を知っておくと、売るか使うかを家族で落ち着いて相談できます。反対に、84円の切手が数枚だけなら、差額を足して手紙に使うのが一番すっきりします。

売るか使うかで迷った時の考え方は、記念切手は売る?使う?迷った時の判断表でも紹介しています。

量が多い時に査定を先にする理由

まとまった量の切手を手紙だけで使い切ろうとすると、何年もかかってしまいます。古い切手が混ざっていれば、中に値段がつきやすい物が入っている可能性もあります。

一方、今の額面に近い切手が数枚なら、査定に出す手間の方が大きくなりがちです。量と古さの2つで、どちらを先にするか決めてみてください。

売り先ごとの違い

売ると決めたら、次は売り先選びです。それぞれの特徴を比べてみましょう。

売り先向いている人気をつけたいこと
切手の買取専門店量が多い・古い切手がある人査定料や出張料を無料にしている所が多い。納得できなければキャンセルできる所もある
金券ショップ今の額面の切手を少しだけ売りたい人古い切手や記念切手の扱いはお店によって違う
フリマ・ネットオークション自分で出品や発送ができる人メルカリは未使用の切手を出品禁止にしている。ヤフオク・ラクマは最新の規約を確認する
郵便局での交換現金でなくてよく、手紙に使いたい人手数料がかかり、特殊切手には交換できない

買取店を選ぶ時は、査定にお金がかかるか、断る時に費用がかかるかを先に聞いておくと安心です。本人確認の書類を求められることもあるので、用意しておきましょう。

査定に出す前の準備
  • 切手をシートとバラに分ける
  • バラは額面ごとにまとめる
  • 汚れや折れを無理に直そうとしない
  • 古い切手と最近の切手を分けておく
  • 本人確認の書類を用意する

売り先の選び方は切手買取の選び方で、査定の流れは記念切手の買取でくわしく紹介しています。

使う予定のない切手がまとまってあるなら、査定で今の値段を確かめてから決める方法もあります。

切手買取のバイセル

使わない記念切手、今いくらになるか確かめてみませんか

切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料切手の無料査定を申し込む

(買取サービスの公式サイトに移動します)

記念切手の値段でよくある相談

「いくらで売れる?」の答えは査定で決まる

記念切手の値段についての相談では、「シートで持っている物の買取値段」「記念切手は額面どおりなのか」「カタログの値段は役に立つのか」といった声が目立ちます。

1970年代以降の記念切手シートの買取値段が知りたい

1970年代以降に集めた記念切手がシートでたくさんある、いくらぐらいで売れるのか、という相談です。『せっかく集めたのに』という気持ちもありますよね。

この時期の切手は発行枚数が多い物もあり、買取では額面より低い価格になることが多いと言われています。ただ、具体的な金額は切手の種類や状態、量、お店で変わります。

まずはシートとバラ、額面ごとに分けてから、いくつかのお店で査定を受けて比べてみてください。相場の見方は記念切手の買取相場の見方で紹介しています。

記念切手でも80円切手なら1枚80円?

値段が書いていない記念切手もあるけれど、80円切手なら1枚80円なのか、という相談です。

郵便に使う時の値段で言えば、その通りです。80円の記念切手は、80円分の郵便料金として使えます。

ただし今は料金が改定されているので、はがきに使うなら5円分、定形郵便物なら30円分を足す必要があります。売る時の値段は、これとは別に考えてください。

カタログの値段は何かの役に立つ?

切手のカタログに載っている値段は、実際の売買ではほとんど使われていないようだが、何の役に立つのか、という相談です。

カタログの値段は、どの切手が珍しいとされているかを知る手がかりにはなります。ただ、実際にお店が買い取る値段とは別物と考えておくと、期待とのずれが小さくなります。

例えばカタログで高い値段が付いている切手でも、手元の物に折れやシミがあれば、査定の金額は下がることがあります。カタログは「どの切手を丁寧に扱うか」を決める目安として使うのがおすすめです。

値段の数字だけを信じすぎない

ネットやカタログで見つけた金額は、ある時点の一例です。手元の切手と状態や量が違えば、同じ金額にはなりません。

よくある質問

記念切手の値段は、普通切手より高いですか?

郵便局で買う時は、同じ額面なら基本的に同じ値段です。84円の記念切手も84円の普通切手も、84円分の郵便料金として使えます。

記念切手の価格はどこで確かめられますか?

郵便局での販売価格は、日本郵便の発行時の案内や切手発行一覧で確かめられます。売る時の価格は、買取店の査定で確かめるのが確実です。

記念切手を郵便局で現金に戻せますか?

郵便局では現金での払い戻しはしていません。所定の手数料を払って、普通切手やはがきなどに交換することはできます。

古い記念切手は、今の郵便に使えますか?

切手には有効期限の定めがないので使えます。今の料金に足りない分は、ほかの切手を足して貼ります。

記念切手の値段が額面より高くなることはありますか?

古く発行の少ない切手などには、額面より高い値段がつくこともあります。ただ、多くの記念切手は額面より低い価格で取引されることが多いと言われています。

まとめ

この記事の要点
  • 記念切手の値段は「買う時・使う時・売る時」の3つで、同じ金額とは限らない
  • 買う時は額面×枚数が基本。寄附金付きや切手帳は額面より高い
  • 使う時は額面どおり。料金改定後は差額を足して使える
  • 売る時は買う側が決め、額面より低くなることが多い
  • 量が多い・古い切手は査定、少量・今の額面は手紙で使うか交換

まずは手元の切手を「使いたい」「売りたい」「集めたい」のどれにするか決めて、調べる値段をしぼってみてください。

記念切手ガイド

記念切手ガイド 編集部

記念切手の種類・発売日・郵便局での買い方から、手紙での使い方、家にある記念切手の値段の調べ方や売り方まで、記念切手にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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