10円・20円・50円など古い額面の記念切手の使い方

10円・20円・50円など古い額面の記念切手の使い方を解説する記事のアイキャッチ

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引き出しの奥から10円記念切手や20円の記念切手がまとめて出てきて、『こんなに小さい額面、どうやって使えばいいの?』と困っている方も多いはずです。

結論から言うと、古い額面の記念切手も今の郵便にそのまま使えます。今の料金に足りない分は、ほかの切手と組み合わせて貼れば大丈夫です。

この記事を読めば、額面ごとの組み合わせ方と、使い切れない時の手放し方が分かります。

目次

10円・20円・50円の記念切手は今も使える?

先に結論

古い記念切手も、汚れや破れがなければ今の郵便に使えます。日本郵便のQ&Aでは、切手は有効期限の定めがなく、いつでも利用できると案内されています。

『昔の切手だから、もう使えないのでは?』と心配になりますよね。実は、切手には使える期限がないんです。

ただし、料金が上がった後は、旧料金の切手に新しい料金との差額を足して使う必要があります。日本郵便も「郵便料金が変わると、旧料金の切手に新しい料金との差額を足していただく必要が生じます」と案内しています。

今の主な料金(2024年10月の改定後)料金
通常はがき85円
定形郵便物(50gまで)110円
定形外郵便物(規格内・50gまで)140円

例えば20円記念切手なら、はがきには4枚と5円分、定形の手紙なら5枚と10円分を組み合わせて貼れば使えます。

計算が苦手でも大丈夫です。このあと、額面ごとの組み合わせを早見表にまとめているので、見比べながら貼ってみてください。

今の普通切手と混ぜて貼ってもいい?

はい、記念切手と普通切手を混ぜて貼っても問題ありません。今も郵便局では、10円のトキ、20円のニホンジカ、50円のニホンカモシカなど、小さい額面の普通切手が売られています。

古い記念切手で足りない数円分だけ、普通切手を買い足すと考えると気が楽ですよね。1円の前島密、2円のエゾユキウサギ、5円のニホンザルの切手も、端数合わせに便利です。

使えない切手もある

汚れたり破れたりした切手は無効になります。シミや破れのある切手は、郵便に使うのは避けておきましょう。

古い額面はいつの料金?額面でわかる時代の目安

額面は当時の料金に合わせていた

古い記念切手の額面は、発行された頃の手紙やはがきの料金に合わせたものが多いんです。額面を見ると、だいたいどの時代の切手かの見当がつきます。

総務省と日本郵政の資料をもとに、主な額面と当時の料金の関係を表にしました。

額面その額面が料金だった時期
10円1972年2月からの通常葉書
15円1966年7月からの定形郵便物(25gまで)
20円1972年2月からの定形郵便物、1976年1月からの葉書
50円1976年1月からの定形郵便物、1994年1月からのはがき
62円1989年4月からの定形郵便物(25gまで)
80円1994年1月からの定形郵便物(25gまで)

例えば、62円記念切手は平成のはじめ頃、80円記念切手は1994年から2014年3月までの手紙の料金に合わせた額面です。50円記念切手は、手紙の料金だった時期と、はがきの料金だった時期の両方があります。

昭和40年代の切手については昭和40年代の記念切手の値段|今の価値と上手な使い道で詳しく紹介しています。

補足

国体の記念切手は葉書料金の額面だった、と紹介されることが多いです。同じ年の切手でも、額面が違うことがあるのはそのためです。

今の料金に合わせる組み合わせ早見表

大きい額面から組み立てる

組み合わせを考える時は、手元でいちばん大きい額面から先に決めると、貼る枚数を少なくできます。足りない数円分は、郵便局で売っている1円・2円・5円・10円の普通切手で埋められます。

手元に多い額面ごとに、はがき85円と定形郵便物110円の組み合わせ例を並べました。

手元に多い額面はがき85円の例定形郵便物110円の例
80円80円+5円80円+20円+10円
62円62円+20円+2円+1円62円+20円×2+5円+2円+1円
50円50円+20円+10円+5円50円×2+10円
20円20円×4+5円20円×5+10円
10円10円×8+5円10円×11

『10円だけで貼ると11枚も?』と驚いた方もいるかもしれません。そうなんです、額面が小さいほど枚数が増えるので、ほかの額面と混ぜるのがコツです。

古い額面の記念切手を、はがき85円と定形郵便物110円に組み合わせる早見表の図解

枚数を減らしたい時の工夫

小さい額面の切手は、料金が高い郵便物に使うと一度にたくさん使えます。

  • 定形外郵便物(規格内・50gまで)の140円に使う
  • 速達を付けた手紙(250gまでの速達は110円に300円を足す)に使う
  • 大きめの封筒を選んで、切手を貼る場所を確保しておく

速達付きの手紙なら合計410円になるので、80円記念切手5枚と10円1枚でちょうどになります。たまった切手を一気に使いたい時に便利です。

場面ごとの使い道の例

古い記念切手は、出す郵便物を決めてから組み合わせを考えると使い切りやすくなります。よく使う場面の料金を並べました。

場面料金(2024年10月の改定後)古い記念切手の組み合わせ例
はがき・年賀状85円50円+20円+10円+5円
郵便書簡(ミニレター)85円80円+5円
手紙・請求書の返送110円50円×2+10円
書類の送付(定形外・規格内50gまで)140円80円+50円+10円
定形の手紙を速達で(250gまで)410円80円×5+10円

『手紙を書く機会なんて、あまりないかも』という方もいますよね。そんな時は、役所や学校への書類の返送など、ふだん普通切手を買っている場面で使ってみてください。

例えばこんな場面です。

「返信用の封筒に、110円分の切手を貼って送ってください」
「それなら、家にある古い記念切手を組み合わせて貼ろう」

普通切手を買う代わりに古い記念切手を使えば、そのぶん出費が浮きます。少しずつでも、手元の切手は確実に減っていきます。

組み合わせた時の見た目も考える

記念切手を何枚も並べて貼ると、それだけで楽しい封筒になりますよね。ただ、目上の方への手紙では、枚数が少ない方がすっきり見えます。

相手によって使い分けると、気まずくなりません。貼り方のマナーは記念切手の使い方|手紙・はがきに貼る時のマナーを参考にしてみてください。

貼る前のチェック
  • 合計が料金に足りているかを計算した
  • 汚れや破れのある切手を除いた
  • 宛名や住所にかからない場所に貼れる
  • 相手に合わせて枚数を考えた

貼り切れない時の手放し方は?交換と買取を比べる

使い切れない量なら手放し方を選ぶ

手紙を出す機会が少なく、使い切れない量がある時は、郵便局での交換か、買取店での査定を考えてみましょう。古い額面ほど、交換の手数料が重くなる点に気をつけます。

郵便局では、手数料を払えば不要な切手を普通切手やはがきなどに交換できます。ただし、交換先に特殊切手は選べず、現金での払い戻しもしていません。

交換する枚数(1回あたり)郵便切手1枚の手数料
99枚まで6円
100枚以上13円
10円未満の切手(99枚まで)合計額の半額
10円未満の切手(100枚以上)1枚につき13円

2024年10月の改定後の手数料です。10円記念切手は1枚につき6円かかるので、交換すると手元に残る分はかなり少なくなります。

『それなら交換しない方がいいの?』と迷いますよね。小さい額面の切手は、交換よりも手紙で使う方が損をしにくいんです。

交換の詳しい流れは記念切手は郵便局で交換できる?手数料と交換できる物で紹介しています。

まとまった量がある時は買取も比べる

昔のシートがまとめて出てきた時は、切手の買取専門店に査定を頼む方法もあります。査定料や出張料を無料にしている所が多いので、使う分と売る分を分けて考えられます。

古い額面の切手は、買取では額面より低い価格になることが多いと言われます。それでも、使い切れない量を置いておくより、今の値段を確かめておくと決めやすくなります。

使う分と手放す分を分けてみる

全部を使い切るか、全部を手放すかの二択で考えなくても大丈夫です。1年に出す郵便物の量から、使う分だけ手元に残すと決めやすくなります。

古い額面の記念切手を使い切れない時に、使う・交換・査定を比べる考え方の図解
使う分と手放す分の分け方
  1. 切手を額面ごとに分けて、枚数と合計額を書き出す
  2. 1年に出すはがき・手紙の数をざっくり数える
  3. その数に合う分だけ、使う切手として残す
  4. 残りのうち、古い時代の物や珍しそうな物を別に分ける
  5. 残りは交換か査定かを、手元に残る金額で比べる

ご家族が集めていた切手なら、手放す前に家族で相談しておくと安心です。

使う予定のない古い切手がまとまってあるなら、査定で今の値段を確かめてから決める方法もあります。

切手買取のバイセル

使わない記念切手、今いくらになるか確かめてみませんか

切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

無料切手の無料査定を申し込む

(買取サービスの公式サイトに移動します)

10円記念切手などの古い額面でよくある相談

相談の多くは「使えるか」と「交換できるか」

知恵袋などに寄せられる相談から、古い額面の記念切手に関わるものを要約して答えます。

古い切手でも、貼れば定形110円の郵便に使える?

古い切手が手元にあり、足して貼れば今の定形郵便物の料金として使えるのか知りたい、という相談です。

はい、使えます。切手には有効期限がないので、合計が110円になるように組み合わせて貼れば大丈夫です。

昔の5円や10円の記念切手を、普通切手に交換できる?

5円や10円の古い記念切手を、100円などの普通切手に替えたい、という相談です。

郵便局では、手数料を払えば普通切手に交換できます。10円の切手は1枚6円、10円未満の切手は99枚までなら合計額の半額が手数料になるので、交換する前に手元に残る分を計算しておきましょう。

細かい扱いは、窓口で確かめておくと安心です。

郵便局で「台紙に貼ってきて」と言われた

記念切手をたくさん郵便局へ持っていったら、台紙に貼ってきてほしいと言われた、という相談です。

100枚以上の切手を交換する時は、料額ごとに用紙へ貼って出す決まりがあります。A4たて・A4よこ・A3の用紙が用意されているので、窓口で受け取ってから貼り始めるとスムーズです。

量が多い時は、結果の連絡まで1か月程度かかる場合もあります。

よくある質問

10円記念切手はそのまま郵便に使えますか?

はい、使えます。今の料金に足りない分は、ほかの切手を足して合計を合わせてください。

62円記念切手や80円記念切手は、はがきに使えますか?

使えます。80円記念切手なら5円を足して85円、62円記念切手なら23円分を足せば、今のはがきの料金になります。

5円など10円未満の記念切手を交換すると、手数料はいくらですか?

99枚までは合計額の半額、100枚以上は1枚につき13円です(2024年10月の改定後)。額面が小さいので、手紙で使う方が損をしにくいです。

15円の記念切手は、どう組み合わせればいいですか?

はがきなら15円を5枚と10円1枚で85円、定形の手紙なら15円を7枚と5円1枚で110円になります。枚数が多くなるので、50円や80円の切手と混ぜると貼りやすくなります。

古い記念切手は額面より高く売れますか?

古い時代の切手や発行の少ない切手など、額面より高く取引される物もあります。多くの切手は額面より低い価格になることが多いと言われるので、期待しすぎずに査定で確かめてみてください。

まとめ

この記事の要点
  • 10円・20円・50円などの古い記念切手も、汚れや破れがなければ今の郵便に使える
  • 今の料金は、はがき85円・定形郵便物110円・定形外(規格内・50gまで)140円(2024年10月の改定後)
  • 大きい額面から組み立てると、貼る枚数を少なくできる
  • 小さい額面は、速達や定形外など料金の高い郵便物に使うと一度にたくさん使える
  • 交換の手数料は1枚6円(99枚まで)で、古い額面ほど手元に残る分が少ない

まずは手元の切手を額面ごとに分けて、早見表と見比べてみてください。どれから使えばいいかが、すぐに見えてきます。

記念切手ガイド

記念切手ガイド 編集部

記念切手の種類・発売日・郵便局での買い方から、手紙での使い方、家にある記念切手の値段の調べ方や売り方まで、記念切手にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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