北陸トンネル記念切手|青函トンネル・瀬戸大橋の開通記念切手も

北陸トンネル・青函トンネル・瀬戸大橋の開通記念切手を紹介する記事のアイキャッチ

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古いストックブックを開いたら、トンネルや大きな橋が描かれた切手が何枚も出てきた。『これはいつの、何の記念の切手だろう?』と気になりますよね。

結論から言うと、トンネルや橋の切手は、交通の大きな工事が終わった時に出た開通記念の切手であることが多いんです。北陸トンネル記念切手は1962年、青函トンネルと瀬戸大橋の開通記念切手は1988年に出たと紹介されています。

この記事を読めば、手元の切手がどの工事の記念なのかと、今どう扱えばいいのかが分かります。

目次

北陸トンネル記念切手とは?1962年の開通を記念した10円切手

先に結論

北陸トンネル記念切手は、1962年(昭和37年)6月10日に出たとされる10円の記念切手です。印面には「北陸トンネル開通記念」と入っていて、開通したトンネルと特急列車が描かれています。

北陸トンネル記念切手、北陸トンネル開通記念切手と、呼び方はいくつかあります。どちらも同じ切手を指していると考えて大丈夫です。

切手そのものに「北陸トンネル開通記念」の文字が入っているので、見分けるのはそれほど難しくありません。まずは印面の文字を探してみてください。

項目北陸トンネル開通記念(とされる内容)
発行日1962年(昭和37年)6月10日
額面10円
図案開通したトンネルと特急列車「白鳥」
印面の文字北陸トンネル開通記念
発行枚数確かめられなかったため、ここでは書きません

表の内容は、切手の資料サイトや切手商の一覧で紹介されている物です。日本郵便の一次資料ではまだ確かめられていないので、目安として見てください。

図案に描かれているのは特急「白鳥」

図案には、トンネルの出入り口と、そこを走る特急列車「白鳥」が描かれていると紹介されています。トンネルの開通と列車の姿を1枚に収めた、分かりやすい図案ですよね。

昔の鉄道が好きな方なら、列車の姿だけで時代を感じられるかもしれません。小さな切手の中に、当時の人の誇らしさが込められているようにも見えます。

「デザインにミスがある」と言われる切手

この切手は、図案の数か所にデザインのミスがあると指摘されている切手でもあります。切手好きの間で話題にされることがある、ちょっと変わった1枚なんです。

『ミスがあるなら価値が上がるの?』と思う方もいるかもしれません。ただ、ミスの話は図案についての話で、値段が上がると決まっているわけではありません。

補足

ミスとされる場所がどこなのかは、資料によって説明の仕方が違います。気になる方は、切手を手に取って図案を細かく見比べてみると、収集の楽しみが一つ増えますよ。

家の中で北陸トンネルの切手を探すなら

1962年の切手なので、昭和の30年代から40年代に集めた切手と一緒にしまわれていることが多いはずです。古いストックブックや、輪ゴムでまとめた封筒の束から見てみてください。

10円の記念切手はほかにもたくさんあります。額面だけで探すより、トンネルと列車の絵を手がかりにするほうが早く見つかりますよ。

青函トンネル開通記念切手と瀬戸大橋開通記念切手(1988年)

同じ年に出た2つの開通記念

青函トンネル開通記念切手は1988年(昭和63年)3月11日、瀬戸大橋開通記念切手は同じ年の4月8日に出たとされています。どちらも額面は60円です。

1988年は、北と西で大きな交通の工事が続けて終わった年です。そのため、トンネルと橋の記念切手がひと月ほどの間に続けて出ているんです。

項目青函トンネル開通記念瀬戸大橋開通記念
発行日(とされる日)1988年3月11日1988年4月8日
額面60円60円
図案ED79型電気機関車と青函トンネルの地図香川県側の瀬戸大橋と、岡山県側からの瀬戸大橋
開業・開通の日との関係トンネル開業の3月13日とは別の日橋の開通の4月10日とは別の日
ほかの形同じ年の7月8日に切手帳種類の数は資料で食い違いあり

どちらの切手も、開業や開通の日より少し前に出ているのがおもしろいところです。お祝いの日に向けて、先に切手で盛り上げたと考えると楽しいですね。

青函トンネル開通記念切手の図案

青函トンネル開通記念切手には、ED79型の電気機関車と、トンネルの地図が描かれているとされます。北海道と本州を海の下でつなぐ工事を、地図で伝えた図案なんです。

同じ年の7月8日には、切手帳も出たと紹介されています。シートとは別の形で持っている方もいるので、家の中を探す時は小さな冊子の形の物も見てみてください。

瀬戸大橋開通記念切手の図案

瀬戸大橋記念切手、瀬戸大橋開通記念切手と呼ばれるこの切手には、香川県側の瀬戸大橋と、岡山県側から見た瀬戸大橋が描かれているとされます。橋を両側から描いて、つながった喜びを表しているようにも見えますね。

種類の数については、画像では4枚が続けて印刷された形が見られる一方、「二種連刷」として売られている例もあり、資料で食い違っています。手元の物が何枚つながっているかは、そのまま記録しておくと後で確かめやすくなります。

1988年の60円は当時の封書の料金

1988年当時の定形郵便物(25gまで)の料金は60円でした。総務省の資料では、1981年(昭和56年)1月20日から1989年(平成元年)4月1日の改定までが60円です。

つまり、この2つの切手は、出た当時なら1枚で手紙が送れる額面だったんです。手紙に使ってもらうことを考えた額面と言えそうですね。

交通の大工事を記念した切手を年表で見る

並べると時代の流れが見えてくる

トンネルや橋、新幹線の開通記念切手を年の順に並べると、昭和の後半に交通の大きな工事が続いたことが分かります。手元の切手がどこに入るか、年表に当てはめてみてください。

『トンネルの切手、橋の切手、新幹線の切手がばらばらに出てきた』という方も多いはずです。そんな時は、年の順に並べるだけで、ぐっと整理しやすくなります。

発行の年(とされる日)切手描かれた物
1962年6月10日北陸トンネル開通記念トンネルと特急「白鳥」
1964年10月1日東海道新幹線開通記念0系の新幹線(こだま)
1982年6月23日東北新幹線開通記念200系新幹線と1290型蒸気機関車
1982年11月15日上越新幹線開通200系新幹線とED16型電気機関車
1988年3月11日青函トンネル開通記念ED79型電気機関車とトンネルの地図
1988年4月8日瀬戸大橋開通記念香川県側と岡山県側からの瀬戸大橋
2000年11月22日20世紀デザイン切手 第16集題材の一つに青函トンネル開通

いずれも切手の資料サイトで紹介されている日付で、20世紀デザイン切手の日付だけは日本郵便の資料によります。全部の交通の切手を網羅した表ではないので、ほかの切手は日本郵便の切手発行一覧で確かめてみてください。

1962年の北陸トンネルから1988年の青函トンネル・瀬戸大橋、2000年の20世紀デザイン切手までの開通記念切手を年の順に並べた図解

新幹線の開通記念切手もいっしょに

年表を見ると、トンネルと橋の間に新幹線の切手が入っているのが分かります。新幹線の切手は図案に車両が描かれているので、鉄道好きの方には特に楽しい1枚です。

新幹線の切手は新幹線の記念切手|東海道・東北新幹線の開通記念と図案で、鉄道全体の切手は鉄道の記念切手で紹介しています。

20世紀デザイン切手にも青函トンネルが登場

2000年(平成12年)11月22日に出た20世紀デザイン切手シリーズの第16集には、題材の一つとして青函トンネル開通が選ばれています。20世紀の日本を表す出来事として、あらためて切手になったんです。

『青函トンネルの切手が2種類ある』と思ったら、1988年の開通記念か、2000年のシリーズの物かを見分けてみてください。シリーズの物は1シートに10枚、いろいろな題材が並んでいるのが特徴です。

手元で自分だけの年表を作る

年表は、見るだけでなく自分で作ってみると、切手の整理がぐっと進みます。難しい道具はいらないので、気軽に始めてみてください。

年表づくりの手順
  1. トンネル・橋・新幹線の切手を1か所に集める
  2. 印面の文字で、どの工事の記念かを確かめる
  3. 発行の年の順にストックブックへ並べる
  4. 横に発行日と額面のメモを添える
  5. 抜けている切手を日本郵便の切手発行一覧で調べる

並べてみると、『この年の切手だけ何枚もある』『この切手だけ見当たらない』ということに気づけます。そこから、使う分と残す分を決めていけばいいんです。

図案に込められたものと今の扱いを表にする

それぞれの切手が何を伝えようとしていたのかと、今の扱いをまとめてみました。家族と切手を見る時の話題にもなりますよ。

切手図案に込められたもの今の扱いの目安
北陸トンネル開通記念長いトンネルを抜ける特急の力強さ10円として手紙に使える。図案の話題で残す人も
青函トンネル開通記念海の下で北と本州がつながること60円として使える。切手帳はそのまま残す人も
瀬戸大橋開通記念両岸から見た橋のつながり60円として使える。連刷の形のまま残すと分かりやすい
20世紀デザイン切手 第16集20世紀を振り返る出来事の一つシートで残すか、80円・50円として使う

手元の開通記念切手を今の郵便で使うには

足りない分を足せば今も使える

切手には有効期限がないので、10円や60円の開通記念切手も今の郵便に使えます。2024年10月1日の改定後は、はがき85円・定形郵便物110円なので、足りない分を別の切手で足して貼ります。

『60年以上前の10円切手なんて、もう使えないでしょう?』と思いますよね。実は、日本郵便は切手に有効期限の定めはないと案内しています。

料金が上がった後は、昔の額面の切手に差額を足して使えばいいんです。10円と60円は数字が分かりやすいので、組み合わせも考えやすいですよ。

送る物(2024年10月改定後)開通記念切手を使った組み合わせの例
はがき 85円60円+20円+5円
はがき 85円10円+50円+20円+5円
定形郵便物 110円60円+50円
定形郵便物 110円60円+10円+40円
定形外(規格内)50gまで 140円60円+60円+20円

青函トンネルと瀬戸大橋の60円を1枚ずつ使うと120円になり、定形郵便物の110円を超えてしまいます。2枚を一緒に使いたい時は、定形外の郵便物に貼るとむだがありません。

トンネルや橋を思わせる架空の図案の切手を、額面の違う切手と組み合わせて封筒に貼る手元の様子

例えばこんな場面で

鉄道や旅が好きな家族に手紙を送る場面を考えてみます。青函トンネルの切手を主役にして、足りない分を小さな額面で足すと、封筒を見ただけで話が弾みますよね。

「この切手、トンネルが開通した時のなんだって」「懐かしいね、乗りに行ったよね」。そんな会話が生まれるのも、交通の記念切手ならではの楽しさです。

気をつけたいこと
  • 汚れたり破れたりした切手は郵便に使えない
  • 切手帳から切り離す前に、冊子のまま残すかどうかを決めておく
  • 切手を何枚も貼る時は、宛名の邪魔にならない位置にまとめる

残す・使う・売るはどう決める?判定表で分ける

状態と量で扱いを分ける

開通記念の切手は、思い出として残したい物と、手紙に使える物が混ざっていることが多いです。状態と量を見て、残す・使う・売るの3つに分けてみてください。

実家の押し入れから、交通の記念切手がシートで何枚も出てきた場合を考えてみます。全部を残すのは場所を取るし、全部を使うのも時間がかかりますよね。

そこで、手元の切手を次の表で分けてみるのがおすすめです。

手元の切手の状態向いている扱い理由
北陸・青函・瀬戸大橋が1枚ずつそろっている残す年表に沿って並べて楽しめる
同じ切手のシートが何枚も重なっている使う、または売る同じ物を何枚も残しても使い道が限られる
10円・60円のバラが散らばっている使う今の料金と組み合わせやすい
切手帳や連刷の形のまま残っている形のまま残すか相談切り離すと元の形に戻せない
汚れ・破れがある残すか処分郵便には使えない
家にある開通記念切手を、状態と量から残す・使う・売るの3つに分ける判定の流れを示した図解

売る時に知っておきたいこと

多くの記念切手は、買取では額面より低い価格になることが多いと言われます。切手の価値は発行枚数や珍しさで決まると言われ、どのくらいの値段になるかは物と量で変わります。

手放し方向いている場合気をつけたいこと
切手の買取専門店まとまった量・古い切手・シートが多い査定料や出張料を無料にしている所が多い
郵便局で交換普通切手やはがきに替えて使いたい手数料がかかる。特殊切手には交換できない
フリマ・オークション自分で出品の手間をかけられるメルカリは未使用の切手を出品禁止にしている。他も出品前に規約を確かめる

郵便局の交換では、99枚までなら切手1枚につき6円の手数料がかかります。10円未満の切手は合計額の半額なので、10円切手と5円切手では計算が違う点も覚えておきましょう。

昭和の記念切手がまとまって出てきた時は、昭和の記念切手|戦後に発行された主な切手と今の扱いや昭和40年代の記念切手の値段もあわせて読んでみてください。

使う予定のない開通記念切手がシートで何枚もあるなら、査定で今の値段を確かめてから決める方法もあります。

切手買取のバイセル

使わない記念切手、今いくらになるか確かめてみませんか

切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

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(買取サービスの公式サイトに移動します)

開通記念切手についてよくある相談

図案の話と大量の切手の扱いが多い

知恵袋では、変わった図案の切手を知りたいという話や、昔の記念切手が大量にある時の使い方の相談が見られます。要点だけまとめて答えます。

「これは変でしょ」と思う切手の図案を知りたい

切手好きの人に、思わず「おかしい」と言いたくなる図案の切手を教えてほしいという相談です。変わった図案を探すのは、切手集めの楽しみの一つですよね。

例として挙げられるのが、この記事で紹介した北陸トンネル開通記念の切手です。図案に数か所のデザインのミスがあると指摘されています。手元にあるなら、虫めがねでじっくり眺めてみるのもおもしろいですよ。

昭和の記念切手シートが何百枚もある。荷物を送る時に使ってもいい?

昭和の記念切手のシートが大量にあり、荷物を出す時にシートごと窓口で使っていたという相談です。

切手には有効期限がないので、料金分を貼れば郵便に使えます。ただ、枚数がとても多い時は、使い切るまでに時間がかかりますよね。使う分と査定に出す分を、先に分けておくと気持ちが楽になります。

祖父母の家から、いろいろな記念切手がまとめて出てきた

祖母の家を片付けていたら、オリンピックや博覧会の記念切手などがまとめて出てきたという相談です。交通の記念切手が混ざっていることも多いですよね。

まずは種類ごとに分けて、この記事の年表に当てはまる物を抜き出してみてください。家族の思い出が詰まった品なので、残すか手放すかは家族で相談して決めるのがおすすめです。

大量の切手を分ける前に
  • 汚れや破れがないか見る
  • シート・バラ・切手帳を分ける
  • 同じ切手が何枚あるか数える
  • 額面ごとに分けておく
  • 家族の思い出の品かどうか聞いておく

よくある質問

北陸トンネル記念切手はいつ発行されましたか?

1962年(昭和37年)6月10日に出た10円の切手と紹介されています。印面に「北陸トンネル開通記念」と入っているので、文字を見れば見分けられます。

青函トンネル開通記念切手と瀬戸大橋開通記念切手は同じ年ですか?

どちらも1988年に出たとされています。青函トンネルは3月11日、瀬戸大橋は4月8日で、額面はどちらも60円です。

開通記念の10円切手や60円切手は今も使えますか?

切手には有効期限がないので使えます。2024年10月改定後のはがき85円や定形郵便物110円に足りない分を、別の切手で足して貼ってください。

開通記念切手を郵便局で現金に替えられますか?

郵便局では現金での払い戻しはしていません。手数料を払って普通切手やはがきに交換することはできますが、特殊切手には交換できません。

ほかの交通の記念切手を調べるにはどうすればいいですか?

日本郵便の切手発行一覧で、発行年度や名称から過去の切手を調べられます。名前の一部で探すと見つけやすいです。

まとめ

この記事の要点
  • 北陸トンネル記念切手は、1962年6月10日に出たとされる10円切手で、トンネルと特急「白鳥」が描かれている
  • 青函トンネル開通記念切手と瀬戸大橋開通記念切手は、1988年に出たとされる60円切手
  • 年表に並べると、新幹線の切手もふくめて交通の大工事の流れが見えてくる
  • 切手に有効期限はなく、今の料金に足りない分を足せば手紙に使える
  • 残す・使う・売るは、状態と量で分けて、家族とも相談して決める

まずは手元のトンネルや橋の切手を、年表の順に並べてみてください。どの工事の記念か分かると、使う分と残す分が自然に決まってきます。

記念切手ガイド

記念切手ガイド 編集部

記念切手の種類・発売日・郵便局での買い方から、手紙での使い方、家にある記念切手の値段の調べ方や売り方まで、記念切手にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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