オリンピックの記念切手|東京・札幌・長野・東京2020

架空の聖火や雪山の図案の切手シートを並べた、オリンピック記念切手の記事のアイキャッチ

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実家の片付けで、聖火台や競技場が描かれた切手が出てきた。そんな時、『これはいつのオリンピックの物?』と気になりますよね。

結論から言うと、日本で開かれたオリンピックの記念切手は、大会の前に出る寄附金付きの切手と、大会に合わせて出る記念切手の2つに分かれます。東京・札幌・長野・東京2020のそれぞれで、この2つの形が見られるんです。

この記事を読めば、手元のオリンピック記念切手がどの大会のどんな形の物かが分かり、使うか残すかを決めやすくなります。

目次

オリンピック記念切手を大会ごとの年表で見る

先に結論

日本で開かれた4つの大会では、大会前の寄附金付き切手と、大会の時の記念切手が出ています。年表で並べると、手元の切手がどの大会の物か見当をつけやすくなります。

オリンピックの切手は、何年もかけて少しずつ出されてきました。『同じ大会なのに、絵柄も値段も違う切手がある』と戸惑う方も多いはずです。

まずは、大会ごとの主な切手を年の順に並べてみます。

大会時期形主な内容
東京(1964年)1961年〜1964年寄附金付き(募金)6回・計20種。5円+寄附金5円
東京(1964年)1964年記念5円〜50円の5種+小型シート
札幌(1972年)1971年寄附金付き(募金)15円+5円の2種
札幌(1972年)1972年記念20円・20円・50円の3種+小型シート
長野(1998年)1997年寄附金付き80円+寄附金10円の2種連刷
長野(1998年)1998年記念オリンピック10種連刷・パラリンピック2種連刷
東京20202019年〜2021年寄附金付き・記念寄附金付き2回、聖火リレー、競技図案の25枚シート

東京1964と札幌の切手は、主に切手商や買取業者の解説、国立国会図書館のレファレンス事例で紹介されている内容です。長野と東京2020は、日本郵便の発行案内で確かめられます。

日本で開かれたオリンピックの記念切手を、大会ごとに寄附金付き切手と記念切手に分けた年表の図解

手元の切手がどの大会か見当をつける

年表と照らし合わせる時は、額面の数字を見るのが手がかりになります。5円や10円なら東京1964、20円なら札幌、80円なら長野、82円・84円なら東京2020という見当がつきます。

例えばこんな場面です。「額面が20円で、スキーの絵がある」「それなら札幌の冬季大会の切手かもしれないね」。額面と競技の絵を組み合わせると、ぐっと絞りやすくなるんです。

記念切手そのものの基本は記念切手とは?普通切手・特殊切手との違いで紹介しています。

寄附金付き切手と記念切手はどう違う?

額面の後ろの「+」は寄附金の部分

寄附金付き切手は、郵便料金の部分に寄附金を上乗せして売られた切手です。長野の寄附金付き切手は「80円+寄附金10円」で、売価は90円と案内されていました。

『額面に「20+5」と書いてあるけど、25円の切手なの?』という疑問は、オリンピック切手でよく出てきます。実は、前の数字が郵便料金の部分、後ろの数字が寄附金の部分という読み方なんです。

寄附金付き切手
  • 大会の前に、準備のお金を集めるために出る
  • 額面が「80円+寄附金10円」のように書かれる
  • 売価は郵便料金と寄附金を足した額
記念切手
  • 大会の開会に合わせて出ることが多い
  • 額面は郵便料金の部分だけ
  • 小型シートや連刷で出ることもある
寄附金付き切手の額面表示の読み方と、記念切手との違いを示した図解

郵便に貼った時に何円分として扱われるか迷ったら、郵便局の窓口で「この切手でいくら分になりますか」と聞いてみてください。

形の違いを今の扱いで比べる

オリンピックの切手には、バラの切手、小型シート、連刷、25枚のシートといった形があります。形ごとに、今の扱いの考え方をまとめるとこうなります。

形主な例手紙に使う時残す・売る時の考え方
バラの切手東京1964の募金切手料金に足りない分を足して貼るまとめて見てもらうと話が早い
小型シート東京1964・札幌の記念切り離して使えるシートのままの方が形が残る
連刷長野の10種連刷必要な分だけ切り離す切らずに残すと図案が並んで楽しめる
25枚のシート東京2020(2021年)84円なので差額を足して使う種目がそろったまま残すと見比べて楽しめる
寄附金付き長野・東京2020料金の部分を窓口で確かめる値段は業者・状態・量で変わる

1964年の東京オリンピックの記念切手

募金の切手20種と、記念の5種がある

1964年の東京大会では、1961年から1964年にかけて募金の切手が6回・計20種出たと紹介されています。大会の開会式の日には、5種の記念切手と小型シートが出たとされています。

東京1964の切手は、昭和の記念切手の中でもよく見かける物の一つです。『祖父母の家に何枚もあった』という声もよく聞きますよね。

募金の切手(1961年〜1964年)

大会の前に出た募金の切手は、5円に寄附金5円を足した形でした。切手商の資料では、1回ごとに次のような競技が描かれたと紹介されています。

回発行時期描かれた競技
第1次1961年10月槍投げ・飛込み・レスリング
第2次1962年6月柔道・水球・平均台
第3次1962年10月バスケットボール・ボート・フェンシング
第4次1963年6月バレーボール・ボクシング・ヨット
第5次1963年11月自転車・馬術・ホッケー・射撃
第6次1964年6月カヌー・サッカー・重量あげ・近代五種

競技の絵で見分けられるので、何枚か手元にある時は表と見比べてみてください。公的な資料での正式な名前は、この記事では確かめきれていません。

大会の記念切手(1964年)

大会に合わせた記念切手は、5種と小型シートだったと紹介されています。描かれたのは、大会で使われた競技場などです。

額面図案
5円聖火台と選手
10円国立競技場
30円日本武道館
40円国立屋内総合競技場(代々木)
50円駒沢体育館

同じ年には、東海道新幹線の開通記念の切手も出ています。乗り物の切手が好きな方は新幹線の記念切手も見てみてください。

冬季オリンピック記念切手(札幌・長野)

札幌は1971年と1972年、長野は1997年と1998年

冬季オリンピック記念切手は、札幌大会と長野大会で出ています。どちらも、大会前の寄附金付き切手と、大会の時の記念切手の2段構えです。

冬の大会の切手は、スキーやスケートの絵ですぐに分かります。『雪の競技の切手だから冬季の物だろう』と見当をつけた方も、次の表で確かめてみてください。

札幌オリンピック冬季大会(1972年)

札幌大会の切手は、買取業者のコラムなどで次のように紹介されています。

形発行日額面と図案
募金(寄附金付き)1971年2月6日15円+5円の2種(スキーのジャンプ・アイスホッケー)
記念1972年2月3日20円(アルペンスキー滑降)・20円(ボブスレー)・50円(フィギュアスケート)+3種連刷の小型シート

記念切手は開会式の日に出たとされています。ほかの回の募金切手があったかどうかは、この記事では確かめられませんでした。

長野オリンピック冬季競技大会(1998年)

長野大会の切手は、日本郵便の発行案内で内容を確かめられます。

形発行日内容
寄附金付き平成9年(1997年)2月7日80円+寄附金10円(売価90円)。「エンブレムと競技」「スノーレッツ」の2種連刷
オリンピック記念平成10年(1998年)2月5日80円5種(スノーボード・カーリング・スピードスケート・クロスカントリースキー・アルペンスキー)と50円5種(花)の10種連刷
パラリンピック記念平成10年(1998年)2月5日80円(アイスレッジホッケー)・50円(シラネアオイ)の2種連刷

長野の寄附金付き切手は、販売期間が3月6日までと案内されていました。記念切手の50円には、ミヤマリンドウやクロユリなどの花が描かれています。

パラリンピック記念切手もある

長野大会では、オリンピックとは別にパラリンピックの記念切手も出ています。東京2020でも、パラリンピックの競技図案が切手になりました。

パラリンピック記念切手を探している方は、長野と東京2020の2つを手がかりにしてみてください。

東京2020オリンピック・パラリンピックの記念切手

2019年から2021年まで4回に分けて出た

東京2020の切手は、2019年の寄附金付き2回、2020年の聖火リレー、2021年の競技図案のシートという流れで出ています。どれも日本郵便の発行案内で確かめられます。

『2020オリンピックの記念切手は郵便局で売っていた?』と気になる方もいますよね。東京2020の切手も、ほかの特殊切手と同じように郵便局などで売られていました。

発行日名前・形額面・価格図案
2019年3月12日寄附金付き 第1回82円(うち寄附金10円)・1シート920円マスコット・エンブレム・競技場
2019年8月26日寄附金付き 第2回84円(うち寄附金10円)・1シート940円オリンピック・パラリンピックのエンブレム
2020年3月10日東京2020聖火リレー84円・1シート840円聖火リレートーチとエンブレム
2021年6月23日東京2020大会84円×25枚のシート3種(各2,100円)オリンピック50種目・パラリンピック23種目

大会が2021年に開かれたので、オリンピック記念切手2021と呼ばれることもあるのが最後の3種のシートです。オリンピックの50種目とパラリンピックの23種目が、競技の図案になっています。

今から東京2020の切手を手に入れるには

発売から時間がたった切手は、郵便局の在庫が無くなっていることが多いと考えておきましょう。郵便局の在庫は店舗ごとに違うので、欲しい時は窓口に直接問い合わせるのが近道です。

郵便局のネットショップでも、売り切れや取扱い終了の表示が出ることがあります。2020年前後に出たほかの切手は2020年・2021年の記念切手でまとめています。

25枚のシートは種目を探す楽しみがある

2021年の3種のシートは、84円の切手が25枚並ぶ大きなシートです。好きな競技の切手を探しながら眺めるだけでも、大会を思い出せますよね。

例えばこんな使い方があります。

  • 大会を一緒に見た家族への手紙に、その競技の切手を選んで貼る
  • 3種のシートを1枚ずつ残し、残りを手紙に使う
  • 応援していた競技の切手だけを切り離して、はがきに使う

東京2020の切手を手紙に使う時のひと工夫

84円の切手は、今の料金に足りない分を足して使います。差額分の普通切手は、記念切手の絵が隠れないように並べて貼りましょう。

「この切手、オリンピックの時のなんだ」「懐かしいね」。受け取った人とそんな会話が生まれるのも、記念切手ならではの楽しみです。

家にあるオリンピックの記念切手はどうする?

まずは手紙に使えるかを考える

日本郵便のQ&Aでは、切手には有効期限の定めがなく、いつでも使えると案内されています。昔のオリンピック記念切手も、料金に足りない分を足せば手紙に使えます。

2024年10月の改定後は、はがきが85円、定形郵便物が110円です。東京2020の84円切手なら、はがきには1円分、定形郵便物には26円分を足して使います。

5円や10円の古い切手は、何枚か組み合わせて差額の調整に使うのが手軽です。古い額面の使い方は10円・20円・50円など古い額面の記念切手の使い方でくわしく紹介しています。

家にあるオリンピックの記念切手を、手紙に使う・残す・交換する・査定に出すに分ける判断の図解
手元の状況おすすめ理由
数シートだけある手紙やはがきに使う差額を足せば額面どおりに使える
思い出の大会の物があるシートのまま残す図案がそろった形で楽しめる
東京1964や札幌の物がまとまってある使う分を残して査定で値段を確かめる使い切るのに時間がかかる
普通切手に替えたい郵便局で交換99枚までは1枚につき6円の手数料
消印や汚れがある郵便には使わない汚れた切手は郵便に使えない

残すと決めた切手のしまい方

大会の思い出として残す切手は、シートのままストックブックやクリアファイルに入れておきます。湿気と日光を避け、ほかの紙と重ねないのが傷みにくくするコツです。

連刷や小型シートは、切り離すと元の形に戻せません。『とりあえず1枚だけ使おうかな』と迷った時は、同じ物が何枚あるかを先に数えてから決めてみてください。

郵便局で交換する時の注意

郵便局では、所定の手数料で普通切手やはがきに交換できます。10円未満の切手は、99枚までなら合計額の半額が手数料です。

交換で記念切手を受け取ることはできず、現金での払い戻しもありません。5円の切手がたくさんある時は、交換より手紙に使う方が手数料の負担が少なくて済みます。

売る時に知っておきたいこと

記念切手は、買取では額面より低い価格になることが多いと言われています。発行量の多い切手ほど、その傾向があるとされます。値段は業者・時期・状態・量で変わります。

相場の見方は記念切手の買取相場の見方で紹介しています。使う予定のないオリンピックの切手がまとまってあるなら、査定で今の値段を確かめてから決める方法もあります。

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切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

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オリンピック記念切手でよくある相談

「売れる?」「消印付きは使える?」「2020は出た?」が多い

オリンピックの記念切手についての相談を見ると、家から出てきた切手を売れるか、押印された切手は使えるか、東京2020の切手は出るのか、という声が目立ちます。

東京と札幌の記念切手が出てきた。買い取ってもらえる?

家の片付けで、東京オリンピックと札幌冬季オリンピックの記念切手が出てきた、という相談です。

『昔の物だから高く売れるかも』と期待しますよね。ただ、発行量の多い記念切手は、額面以下でしか取引されないことも少なくないと言われています。

量が少ないなら手紙に使い、まとまった量やシートが多いなら査定で値段を確かめる、と考えると決めやすくなります。

判子が押してある札幌オリンピックの切手シートは使える?

札幌オリンピック冬季大会の切手シートが10枚あり、判子が押してあるけれど使えるのか、という相談です。

シートに押された判子は、記念押印の可能性があります。記念押印は、台紙などに貼った切手に押してもらう記念の消印です。

消印が押された切手は、郵便料金としては使えないと考えておきましょう。迷ったら郵便局の窓口で見てもらうのが確実です。押印の楽しみ方は初日カバーと記念押印とは?で紹介しています。

2020年の東京オリンピックの記念切手は出たの?

大会の前に、東京2020の記念切手は出るのか、発行数は少ないのか、という相談です。

結論から言うと、東京2020の切手は出ています。2019年から2021年にかけて4回に分けて発行されました。

発行枚数は発行ごとに公表されるので、知りたい時は日本郵便の発行案内で確かめてみてください。

よくある質問

オリンピック記念切手はいつから出ていますか?

1964年の東京大会に向けて、1961年から募金の切手が出たと紹介されています。その後、札幌・長野・東京2020でも出ています。

冬季オリンピック記念切手にはどんな物がありますか?

札幌大会の募金切手(1971年)と記念切手(1972年)、長野大会の寄附金付き切手(1997年)と記念切手(1998年)があります。

2020オリンピック記念切手は郵便局で今も買えますか?

発行から時間がたっているので、在庫が無いことが多いと考えておきましょう。郵便局の在庫は店舗ごとに違うので、窓口に問い合わせてみてください。

パラリンピック記念切手はありますか?

あります。長野大会では1998年2月5日に2種連刷が出ています。東京2020でも、パラリンピックの23種目が切手になりました。

寄附金付きの切手は額面どおりに使えますか?

「+」の前の数字が郵便料金の部分です。何円分として使えるか迷ったら、郵便局の窓口で確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • 日本のオリンピック記念切手は、大会前の寄附金付き切手と大会の時の記念切手に分かれる
  • 東京1964は募金の切手20種と記念の5種、札幌は1971年と1972年に出たとされる
  • 長野は1997年の寄附金付きと1998年の記念、パラリンピックの切手も出ている
  • 東京2020は2019年から2021年まで4回に分けて出た
  • 家にある物は差額を足して使い、まとまった量なら交換や査定も考える

オリンピックの切手は、大会の思い出がそのまま描かれた記念品です。手元の1枚がどの大会の物か、年表と見比べるところから始めてみてください。

記念切手ガイド

記念切手ガイド 編集部

記念切手の種類・発売日・郵便局での買い方から、手紙での使い方、家にある記念切手の値段の調べ方や売り方まで、記念切手にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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