記念切手と記念日|郵政記念日・ふみの日・切手趣味週間の関係

記念切手と郵政記念日・ふみの日・切手趣味週間の関係を解説する記事のアイキャッチ

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4月や7月になると、郵便局で新しい記念切手を見かけることがありますよね。『郵便の記念日に合わせて出ているのかな?』と気になった方もいるはずです。

結論から言うと、記念切手と記念日には深い関係があります。郵政記念日の4月20日、ふみの日の7月23日、国際文通週間の10月には、毎年のように記念日にちなんだ切手が出ています。

ここでは郵便にまつわる記念日を1年のカレンダーに並べて、切手が出る日と出ない日を見分けられるようにしていきます。

目次

記念切手と記念日はどうつながっている?

先に結論

郵便の記念日の多くは、切手を広めたり手紙に親しんでもらったりするために決められました。そのため、記念日に合わせて記念切手が出るのが毎年の流れになっています。

郵便の記念日には、それぞれ始まりのいきさつがあります。郵便の創業を記念した日もあれば、手紙を書くきっかけを作るために決めた日もあるんです。

『記念切手の日、という記念日もあるの?』と思った方もいるかもしれません。この記事で調べた日本郵便の資料には、その名前の記念日は出てきません。切手に関わる日として挙がるのは、次の4つです。

記念日・行事日付始まり
郵政記念日4月20日1934年に「逓信記念日」として定められ、1950年に今の名前に
切手趣味週間4月20日を含む週(1958年以降)1947年に逓信省が設けた「切手趣味の週間」
ふみの日毎月23日(切手は毎年7月23日)1979年に郵政省が定めた
国際文通週間10月9日を含む1週間1957年の第14回万国郵便大会議で設定

郵便の記念日を1年のカレンダーで見る

春・夏・秋に山がある

1年の中で見ると、4月・7月・10月の3回、記念日にちなんだ切手が出る山があります。冬はグリーティング切手や年賀の時期に重なります。

記念日をカレンダーに置いてみると、切手が出る時期がぐっと読みやすくなります。手紙を書く予定と合わせて見てみてください。

月郵便にまつわる記念日や行事その時期に出る切手
1月年賀状の季節年賀はがきのお年玉くじの賞品にお年玉切手シート
4月4月20日 郵政記念日・切手趣味週間切手趣味週間の記念切手
7月7月23日 ふみの日ふみの日にちなむ特殊切手
10月10月9日を含む国際文通週間国際文通週間にちなむ切手
11月冬のあいさつの季節冬のグリーティング(毎年11月)
郵便にまつわる記念日を1年のカレンダーに置き、4月・7月・10月・11月に出る記念切手を示した図解

月ごとの定番の記念切手は、月別に見る記念切手で1月から12月まで並べています。

4月20日の郵政記念日と切手趣味週間

4月は2つの行事が重なる

4月20日は郵便が始まった日にちなむ郵政記念日です。1958年からは、この日を含む週が切手趣味週間になっています。

郵政記念日の始まりは、1934年(昭和9年)です。郵便事業の太陽暦での創業日の4月20日を「逓信記念日」と定めたのが始まりでした。

1949年に逓信省が分かれたことを受けて、翌1950年に「郵政記念日」と名前が変わりました。その年の4月20日には、「郵政記念日制定記念」の切手も出ています。

4月20日という日付は、郵便の始まりにつながっています。明治4年(1871年)に前島密の建議で郵便事業が始まり、最初の切手「竜切手」も1871年4月20日に出ました。

今でも総務省は毎年「郵政記念日中央式典」を開いています。例えば第92回は、令和7年4月21日に行われました。

4月20日に出た記念切手の例

4月20日は、郵便の節目の切手が出やすい日でもあります。

発行日切手
1950年4月20日郵政記念日制定記念
1971年4月20日郵便創業100年記念(15円切手3種類)
1991年4月20日切手趣味週間「郵便創業120年」
2021年4月20日切手趣味週間・郵便創業150年(84円・1シート840円)

切手趣味週間は、切手の美しさや芸術性を知ってもらい、切手収集の趣味を広めるために始まりました。1948年の「見返り美人」が有名ですよね。毎年の図案は切手趣味週間の記念切手で紹介しています。

切手趣味週間は、もとは11月だった

今は4月の行事として知られる切手趣味週間ですが、1947年から1957年までは11月に行われていました。1958年から、郵政記念日の4月20日を含む週に移っています。

『見返り美人は11月の発行だったと聞いたけど?』という方もいるかもしれません。それは、切手趣味週間がまだ11月だった頃の切手だからなんです。

7月23日のふみの日

毎月23日がふみの日

ふみの日は、「ふ」「み」の語呂合わせで毎月23日と決められました。特殊切手は毎年7月23日に出ています。

ふみの日は、1979年(昭和54年)に郵政省が決めた日です。手紙に親しんでもらう活動を、全国で広げるために作られました。

『毎月23日なら、毎月切手が出るの?』と思いますよね。実は、ふみの日にちなむ特殊切手が毎年出るのは7月23日です。旧暦の7月が「文月(ふみづき)」なので、それに合わせているんです。

「今日は23日だから、新しい切手が出ているかな」
「ふみの日の切手が出るのは7月23日だよ。ほかの月は手紙を書く日として楽しもう」

23日に出たシリーズもある

1999年から2000年にかけての「20世紀デザイン切手シリーズ」は、原則として毎月のふみの日に出ていました。23日と切手の結びつきを感じられる例です。

ふみの日の切手の図案はふみの日の記念切手でまとめています。

例えばこんな場面

7月は、暑中見舞いを出す時期とも重なりますよね。

「せっかくだから、ふみの日の切手で暑中見舞いを出そうかな」
「いいね。はがきなら85円分になるように切手を選ぼう」

記念日の切手を、その季節の手紙に使うと、受け取った人にも季節感が伝わります。料額が足りない時は、ほかの切手を足して85円分にしましょう。

10月の国際文通週間

海外への手紙を広める週間

国際文通週間は、万国郵便連合の創設記念日の10月9日を含む1週間です。日本では1958年から毎年、この週間にちなむ切手が出ています。

国際文通週間は、1957年(昭和32年)の第14回万国郵便大会議で決められました。世界の国々で手紙のやり取りを広めるための週間です。

日本の国際文通週間の切手は、歌川広重の「東海道五拾三次」などの浮世絵を図案にしてきました。料額も国際郵便の料金に合わせているので、海外へ送る手紙にそのまま使いやすいんです。

例えば2015年は、70円がはがきの航空便、90円・110円・130円が地帯ごとの定形の手紙の航空便の最低料金に合わせた料額でした。くわしくは国際文通週間の記念切手で紹介しています。

例えば2003年の国際文通週間では、90円が川崎、110円が宮、130円が大津と、東海道五拾三次の宿場の絵が選ばれました。海外の友人に送ると、日本らしい絵柄を楽しんでもらえそうですね。

なお、10月9日は万国郵便連合が創設された記念日です。日本は1877年に万国郵便連合に加盟しています。

記念日に切手が出る日・出ない日の見分け方

毎年出るのは4つの行事

毎年の記念日に合わせて出るのは、切手趣味週間・ふみの日・国際文通週間が中心です。それ以外の記念切手は、行事や節目ごとに発行日が決まります。

郵政記念日やふみの日のほかにも、記念切手はいろいろな日に出ています。ただ、それは毎年の記念日ではなく、その年の行事や節目に合わせた日です。

切手が出る日を見分けるチェック
  • 4月20日前後なら、切手趣味週間の切手が出る可能性が高い
  • 7月23日なら、ふみの日の切手が出る
  • 10月9日前後なら、国際文通週間の切手が出る
  • それ以外の日は、日本郵便の特殊切手発行プログラムで確かめる

日本郵便は、年度ごとの発行予定を「特殊切手発行プログラム」というPDFで公開しています。2026年度の予定にも、切手趣味週間・ふみの日・国際文通週間が載っています。

発売日の調べ方は、記念切手の発売日の調べ方で詳しく紹介しています。

記念日に合わせて毎年出る切手と、その年の行事に合わせて出る切手を見分けるための図解

前の年の記念日の切手を今使うには

『去年までに買った記念日の切手、料金が変わって使えないのでは?』と心配になりますよね。日本郵便の案内では、切手には有効期限の定めがなく、料金が上がった後は差額を足して使います。

手元の記念切手の料額出したい郵便(2024年10月の改定後)足す分
84円定形郵便物 110円26円分
63円はがき 85円22円分
110円定形郵便物 110円足さずに使える
85円はがき 85円足さずに使える

例えば2021年4月20日の切手趣味週間・郵便創業150年は84円切手なので、封書に使うなら26円分を足せば送れます。

発行日には記念押印も楽しめる

記念日の切手を手に入れたら、発行日の消印を押してもらう楽しみ方もあります。切手の発行にちなんで使う「初日印」の図柄や使用局は、特殊切手の報道発表で案内されます。

記念押印には、はがき料金相当額以上の切手を貼った台紙などが必要です。日付の指定はできないので、発行日に押してもらいたい時は日程を合わせて動きましょう。押印の楽しみ方は初日カバーと記念押印とはで紹介しています。

家に記念日の切手が何年分もたまっているなら、無料の査定で今の値段を確かめてから、使うか残すかを決める方法もあります。

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使わない記念切手、今いくらになるか確かめてみませんか

切手シートやバラ切手がまとまってあるなら、切手の買取専門店の無料査定で今の値段を確かめる方法があります。売るかどうかは査定額を見てから決められます。

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記念切手と記念日についてよくある相談

押印と発売予定の相談が多い

記念日の切手については、記念押印は初日だけなのか、発売の年間予定を知る方法はあるか、という相談がよく寄せられます。

記念押印は発売の初日だけ?後日でも押してもらえる?

記念切手の発売日に記念押印をしてもらいたいけれど、初日しかできないのか、という相談です。

押印サービスの期間は切手ごとに違います。例えば2026年8月19日の「秋のグリーティング」は、押印サービスが発行日だけでした。気になる切手は、報道発表で期間と使用局を確かめておきましょう。

窓口に行けない時は、郵便で申し込む「郵頼(ゆうらい)」という方法もあります。

記念切手は小さな郵便局でも買える?売り切れはある?

記念日の記念切手を、近所の小さな郵便局でも買えるのか、売り切れることはあるのか、という相談です。

記念切手は全国の郵便局などで売られますが、在庫は郵便局ごとに違います。一部の郵便局ではお取り寄せになることもあり、売り切れる場合もあると案内されています。

欲しい切手があるなら、発行日の前に近くの郵便局へ問い合わせておくと安心です。郵便局のネットショップで申し込む方法もあります。

記念切手の発売の年間予定は分かる?

記念切手の発売日の年間予定が分かるチラシはあるのか、という相談もあります。

結論から言うと、日本郵便の「特殊切手発行プログラム」で年度の予定が分かります。過去に出た切手は「切手発行一覧」で探せるので、両方を見ておくと便利です。

よくある質問

記念切手の日という記念日はありますか?

この記事で調べた日本郵便の資料には、「記念切手の日」という名前の記念日は見当たりませんでした。切手に関わる日としては、郵政記念日・切手趣味週間・ふみの日・国際文通週間が挙げられます。

郵政記念日はいつですか?

4月20日です。1934年に「逓信記念日」として定められ、1950年に郵政記念日に名前が変わりました。

切手趣味週間はいつですか?

1958年以降は、郵政記念日の4月20日を含む週です。1947年から1957年までは11月に行われていました。

ふみの日の切手は毎月出ますか?

ふみの日は毎月23日ですが、ふみの日にちなむ特殊切手が毎年出るのは7月23日です。

国際文通週間の切手は海外への手紙に使えますか?

使いやすい切手です。料額を国際郵便の料金に合わせて出してきたので、送り先に合った料額かを確かめて使いましょう。

まとめ

この記事の要点
  • 記念切手と記念日には深い関係があり、毎年記念日に合わせた切手が出る
  • 4月20日は郵政記念日で、この日を含む週が切手趣味週間
  • ふみの日は毎月23日で、特殊切手は毎年7月23日に出る
  • 国際文通週間は10月9日を含む1週間で、浮世絵の切手が多い
  • それ以外の日の切手は、特殊切手発行プログラムで確かめる
記念切手ガイド

記念切手ガイド 編集部

記念切手の種類・発売日・郵便局での買い方から、手紙での使い方、家にある記念切手の値段の調べ方や売り方まで、記念切手にまつわる疑問を整理している情報サイトです。 公式サイト

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